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平成30年定例会9月会議(第2日) 名簿
平成30年定例会9月会議(第2日) 本文

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  1. 長生村議会 2018-09-02
    平成30年定例会9月会議(第2日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【矢部眞男君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【矢部眞男君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。6番石井君。              [6番 石井俊雄君 登壇] 3 ◯6番【石井俊雄君】 皆さん、おはようございます。6番石井でございます。ただいま議長にお許しをいただきましたので、一般質問を行います。  6月議会の一般質問では、原爆の絵展への支援策の強化について質問と要望を行い、小中学校の生徒一人一人にチラシを配付していただき、村の広報にも周知をされ、自治会回覧もしていただきました。村の協力に改めて感謝を申し上げます。また、教育委員会の取り組みとして、広島に中学生を派遣した写真を役場の1階に張り出しております。村の平和事業が一歩進んだと評価をしております。また、村民よりいただきましたいろんな要望を自治会長と相談をし、担当課に提出した結果、順次、補修工事などが進んでいることについても感謝を申し上げます。  さて、私は石井俊雄後援会、そして新社会党、市民ネットワーク千葉県の推薦をいただき、「貫きます住民が主人公」を基本として活動をしております。今回の質問は、1つ、災害から村を守る準備について。2つ、ふるさと納税の現状と使い方。3つ、太陽光発電設置の現状と規制についてであります。  それでは一般質問に入ります。  1つ、災害から村を守る準備についてであります。今年に入ってからの気象は記録的な西日本での集中豪雨、高温で、強烈な台風、大阪、北海道の地震災害へと続いております。お亡くなりになりました方々、家屋の被害、農産物の被害などを受けた皆様に対しまして、心からお見舞いを申し上げます。  さて、私が感じますここ10年から20年で見ますと、一松海岸の砂浜が100メートルも後退し、今年も一夜のうちに砂浜がえぐられ、海水浴ができなくなり、緊急に砂を補給していただいております。最高気温は35度を超え、熱帯夜が続き、我が家の家庭菜園のナスも高温障害で花が落ちて実がつかない状態でした。異常気象と大災害が続く中、災害から村を守る準備と対策は万全でなければなりません。  それでは3つ質問をします。  1つ目は、6月18日に発生しました大阪方面の地震に伴うブロックの倒壊によりまして、9歳の子どもさんがお亡くなりになりました。本村の類似する危険箇所への調査と対策について伺います。  なお、新聞報道で見ますと、危険なブロックなどについては、全国1万2,652校、千葉県では612校あったという新聞報道も出ております。  続きまして、幸いにも台風13号は千葉県を直撃はしませんでしたが、その際、村の総務課を含めて、いろいろ対応されたようでありますけども、本村における災害の準備、被害の結果、そして対応について伺います。  3つ目は、災害を未然に防ぐための事前行動計画、タイムラインの作成についてお聞きします。タイムラインはアメリカでつくられました。2012年のハリケーンの到来時、上陸の3日前にニューヨーク州の知事は緊急事態宣言を発表し、36時間前に避難勧告、12時間前に避難命令、結果として4,000世帯に家屋の被害がありながらも人的被害はゼロでありました。タイムラインは事前行動計画を3日前から時間単位で決めておくものであります。日本では和歌山県紀宝町で初めて作成し、現在、茨城県の常総市や千葉県では酒々井町で作成をされています。現在、国交省も後押しをしているようであります。今回の西日本災害、台風災害などから学び、改めて長生村でも作成する考えがあるのか、お聞きをいたします。  大きな2点目、ふるさと納税の現状の使い方です。全国的にふるさと納税の競争が激化しています。つい2年前は大多喜町が一番かと思えば、現在は芝山町が5億8,000万円で1位になっています。村は3位ということで頑張っております。激烈な競争に入っています。全国的には135億円を超える自治体もあります。ふるさと納税の金額の増収に向けた村の努力と結果について伺います。  3点目であります。太陽光発電の設置の現状と規制についてであります。3.11福島原発事故以来、自然再生エネルギーの普及として、太陽光、風力などの取り組みが全国的に増えております。3.11当初は原発に頼らないと電力が足りないと盛んに言われましたけども、結果は全ての原発をとめても他の電力で足りてきたということであります。8月20日の新聞発表で、東京電力で見ますと原発が東電で稼働していなくても7月23日の熊谷が最高気温41.1度、国内最高の気温でありました。しかし、そのときも東電の電力の使用率が94%で、やや厳しいのみで安定していたということであります。政府は原発再稼働を方針としていますが、私は原発に頼らず、自然再生エネルギーを増やすことが一番だと思っています。  そこで質問をいたします。自然再生エネルギーの評価と村内の太陽光発電設置の現状について伺います。1回目の質問になります。答弁よろしくお願いをいたします。
    4 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 6番石井議員の御質問にお答えいたします。  なお、質問事項1の1点目については教育長から答弁させます。  質問事項1、災害から村を守る準備の2点目、台風13号における本村の災害準備、被害と対応についてとの御質問ですが、台風が接近する数日前より防災資機材や非常食の確認、前日には防災行政無線、ホームページ及び防災メール等により注意喚起を行いました。また、台風接近に伴い、関係各課、特別職、総務、学校教育、産業、まちづくり、福祉、健康推進課で配備体制や過去の台風災害での留意点及び避難所開設等について打ち合わせを行い、台風の接近に備えました。台風13号では、保健センターと福祉センターを福祉避難所として開設し、その後、避難準備、高齢者等避難開始を発令し、最大78名の住民の方が避難されました。幸いにも本村においては、大きな被害はありませんでした。  3点目、西日本における豪雨災害から村を守る対策として、タイムライン作成の考え方があるのかとの御質問ですが、本村においては、台風の接近に伴い、関係各課等により打ち合わせを行い、台風の規模や雨量等の状況に応じたきめ細かな対応を確認しております。タイムラインの作成については、今後先進事例の取り組みについて調査研究をしたいと考えております。  質問事項2、ふるさと納税の現状と使い方についての1点目、ふるさと納税金額増収に向けた村の努力と結果についてとの御質問ですが、村ではこの数年間、特産品等の掘り起こしを積極的に進め、村内事業者との連密な協議を経て、より魅力ある返礼品で村をPRしてまいりました。また、問い合わせ、要望に対して迅速、丁寧な対応を心がけ、わかりやすいインターネット申し込みページへの改善、寄附者への書類送付の際に村の各種イベントチラシの同封、寒中見舞いの送付等、少しでも他の市町村との違いを印象づけて、長生村のファンを増やすために努めてまいりました。  なお、昨年度は新たに具体的な事業に対して寄附を募るクラウドファンディングを導入し、さらなる拡充に向けた取り組みを進めてきたところであります。  答弁書には書いてございませんが、私も職員の努力に呼応し、高額寄附者一人一人に電話し、お礼と次回の寄附をお願いしております。その結果、昨年度の実績としましては、寄附件数は約2万8,000件、寄附金額は約3億5,000万円となりました。引き続き、ふるさと納税を通して、まずは村を知ってもらう、そして村を訪れてもらう。最終的には村に住み続けてもらえるような魅力ある村づくりに努めてまいります。  2点目、使い方について村の考え方をお尋ねしますとの御質問ですが、村では寄附を受け付ける際に寄附者にその使い道を大まかな分野別に選んでいただいております。その寄附者の意向に沿い、効果的に活用してまいります。  3点目の御質問はございませんので、割愛させていただきます。  質問事項3、太陽光発電設置の現状と規制についての1点目、自然再生エネルギーの評価と村内の太陽光発電設置の現状についてとの御質問ですが、東日本大震災を契機に、電力需要を満たすため太陽光発電の普及が進みました。CO2削減効果や自然災害時での停電に対応できるなど、評価できるものもございますが、その反面、樹木の伐採による自然破壊が懸念されるところであります。また、村内の太陽光発電の現状ですが、設置数が96ヶ所、面積は約23ヘクタールでございます。  2点目、3点目は御質問ございませんでしたので、割愛させていただきます。  以上で石井議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【矢部眞男君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 7 ◯教育長【木島晃一君】 おはようございます。6番石井議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、災害から村を守る準備についての1点目、大阪北部地震で小学校の児童がブロック塀の下敷きになり、死亡した事件があったが、本村の危険箇所の調査と対策はとの御質問ですが、事故発生の翌朝に私と学校教育課長で村内の小中学校を回り、大阪高槻市と同じくプールの目隠しとしてブロックを積み上げている長生中学校、一松小学校、八積小学校に対し、ロープ、カラーコーン等で児童等が近づかないように当日措置を講じております。また、一松小学校は通学路に面し、特に危険と判断をいたしまして、軽量の目隠しフェンスへ改修工事を終了しております。このことは広報8月号に掲載したとおりであります。他の2校につきましては、通学路に面していないことなどから、順次改修を進めたいと考えております。  次に、通学路は6月22日に全課長でブロック塀の数、長さ、高さ、ひび割れなどを調査し、224ヶ所中、危険箇所は43ヶ所であると把握しております。また、学校においては児童生徒に対し、地震が発生したときは近づかないように指導しているところであります。  以上で石井議員の御質問に対する、私からの答弁とさせていただきます。 8 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。6番石井君。 9 ◯6番【石井俊雄君】 済みません。事前質問を文書で提出して、先ほどちょっと読み間違えまして、漏れたということを執行部に言われましたので、改めて事前質問を通告してあるものを今から申し上げたいと思います。  ふるさと納税の使い道のところで、ランチルームの冷房化、学校給食の無料や和式トイレの改修、文化会館ホールの音響反射板などを設置できないものかということで、質問、事前に文書でしてありますので、改めて答弁をお願いしたいと思います。  それから、太陽光発電の関係で、2点目で公共施設の屋根貸しなど、設置する考え方はありませんかということで、あらかじめ文書で提出してありますので、最初に漏れちゃいましたので、これも申し上げます。  3点目としては、無制限の開発と設置を規制する考え方はありませんかということも文書で提出してありますので、まずここの答弁をいただいてから、第2、一問一答に入らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 10 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 11 ◯村長【小高陽一君】 1回目の質問がございませんでしたので、私の方は質問がないものに答えるわけにはいきませんので、残念ながら外させていただきましたが、あえてお答えさせていただきます。  3点目のランチルームの冷房化、学校給食の無料化や和式トイレの改修、文化会館ホールの音響反射板などを設置できないものかとの御質問ですが、御提案の使い道を含め、さきの御質問同様、寄附者の意向に沿った形で効果的に活用できるよう努めてまいります。  なお、学校現場における和式トイレの改修につきましては、平成29年12月会議における井下田議員からの質問で答弁したとおり、次年度以降、年次計画に沿って改修してまいります。  続きまして、太陽光発電の2点目、公共施設の屋根貸しなど、設置する考えはないかとの御質問ですが、村内の公共施設では、長生郡市広域市町村圏組合消防本部長生分署、役場、一松北部コミュニティセンター及び長生中学校給食室に設置しております。今後、公共施設に設置する予定は現在のところございません。  3点目、無制限の開発と設置を規制する考えはないかとの御質問ですが、太陽光発電の規制については、実施している市町村を参考に今後調査をしてまいります。  以上でございます。 12 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。6番石井君。 13 ◯6番【石井俊雄君】 それでは、ただいまより第2質問以降、一問一答でお尋ねをしていきます。  まず、災害から村を守るところの1点目のブロックの関係でございますけども、8月の広報では、一松小学校のプール脇のブロックの塀を即座に調査、改修をしてくれております。6月22日も全課長で現場調査を行ったと、村の素早い調査と改修工事に対しまして、評価をしております。問題は通学路224ヶ所のうち、43ヶ所に危険箇所があり、残っているようであります。  そこで質問をいたします。答弁では、長生中学と八積小学校の問題箇所にロープを張ったと、順次、そこは改修するということでありますけども、具体的にいつごろ改修工事をするのか、教えてください。 14 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 15 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 ただいまの質問にお答えします。  現在、八積小、長生中は通学路に面しませんので、すぐに危険とは感じておりませんので、国の補助金を活用したいと考えております。ですので、国の予算の動向で補正予算になるか当初予算になるかわかりませんが、決まり次第順次改修していく予定でございます。  以上です。 16 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 17 ◯6番【石井俊雄君】 当初予算か補正でやるかということで、2つの言葉が出ました。できれば、12月の議会で補正予算を組んで、緊急に早くやっていただきたいと思います。  次に、一般家庭における周知や危険箇所などを把握については、どのように考えているのか、お尋ねをいたします。 18 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 19 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 それではお答えをいたします。  周知の方法につきましては、これまでに村のホームページや広報ちょうせい7月号などを使いまして、これまで周知に努めてまいりました。今後もこのことと同様にホームページや広報紙による周知に併せまして、あらゆる機会を捉えまして、周知に努めてまいりたいと考えております。  また、通学路以外のコンクリートブロック塀等の調査につきましては、通学路の対策を最優先した上で、順次調査していきたいと考えているところでございます。  以上です。 20 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 21 ◯6番【石井俊雄君】 多分10月前後ごろに第2回目の自治会長会議があるかと思います。そういうところでも、周知や説明や報告などもぜひやっていただきたいと思います。  それでは、通学路43ヶ所及び個人の問題であるブロックの改修工事に対しまして、村が補助する考え方があるのか。昨日の議案の補正の提案では、少し説明をいただきましたけども、改めまして、ここで改修工事のときに村がどういう補助をするのかという具体的なことをお聞きいたします。 22 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 23 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 村といたしましては、地震発生時におけるブロック塀等の倒壊による被害から通行人の生命及び身体の保護をすることを目的といたしました危険ブロック塀等の除却に対する補助制度の創設をいたしたく、本9月会議におきまして、一般会計補正予算(第2号)に危険ブロック塀等除却費補助金を計上し、上程させていただいたものでございます。  なお、その内容につきましては、さきの補正の説明の中で企画財政課長の方から御説明があったように1平方メートル当たり8,000円とし、そして上限額を20万円とするということで御説明させていただいた内容でございます。  以上です。 24 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 25 ◯6番【石井俊雄君】 非常にありがたい村の補助の考え方をいただきました。もし、たくさん要望が出て、補正予算の金額に間に合わないということになれば、また12月なり、3月なり、補正を出して、できるだけ早く改修工事が進むようによろしくお願いしたいと思います。  続きまして、幸いにも台風13号は千葉県を直撃はしなかったんでございますけども、本村の被害準備、災害準備、そして被害の結果、対応についてお伺いいたします。 26 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 27 ◯総務課長【芝崎正信君】 先ほどお答えいたしましたとおり、幸いにも被害はありませんでしたというふうに村長答弁をさせていただいていますが、よろしゅうございましょうか。 28 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 29 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございました。重ねて伺っちゃいました。ありがとうございました。  そこで、具体的に私から、避難をしてくださった方々78名いらっしゃいますと、そこで、食事、入浴、交通手段についてどういう対応をされたのか、伺いたいと思います。 30 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 31 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  まず、食事でございますが、村が災害に備えて備蓄しております食料や保存水を配布させていただきました。入浴につきましては、短期間の避難所生活ということもございまして、福祉センターの入浴施設の開放等は行いませんでした。交通手段につきましては、役場職員が避難者の方々をお迎えに行くことはできないため、家族や近所の方と一緒に避難していただくようお願いをいたしました。  なお、家族や近所の方と一緒に避難できない方については、タクシー等を利用し、避難していただいたところでございます。なお、このうち、福祉タクシー利用者は6件ございましたので、御報告をさせていただきます。  以上でお答えとさせていただきます。 32 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 33 ◯6番【石井俊雄君】 入浴の問題を少しお聞きいたします。実は、私が8年の現職中にお風呂はやめてしまいましょうという職員からの提案があって、一旦、わかった、じゃ風呂はやめて、太陽の里とか広域の風呂を使って、同じような低価格で利用できるような形にしようと私も決断をしたところですけども、その直後、3.11の地震災害がありましたので、すぐ私は考え方を変えました。保健センターなどに避難をしてきたときに避難された方が温かいお風呂に入って、そしてゆっくり安心して寝る。このことが村民に対する最大の配慮であると、私は個人的に決断をしまして、そのために風呂を残したわけであります。そういう意味で、これからの避難される方々に対してはぜひお風呂に入れるような配慮、これをしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。 34 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 35 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  石井議員のおっしゃるように、住民に寄り添って、きめ細かな対応をする、それは基本でございます。ですが、大規模の災害になりますと、ライフラインは寸断されておりまして、施設のお風呂は使えないような状態でございます。今回のような短期、いわゆる一晩だけで台風は通過しますので、そこで大きな被害があれば、なお明日、あさってと何日間か避難所で過ごしていただくことになります。そうした場合には、私どもは当然、入浴でありますとか、他のお助けもしなければいけないというふうに考えておりますが、今回、台風13号については、幸いにも被害はございませんでしたし、翌朝には皆さん、お帰りになられましたので、そういう対応はいたしませんでした。 36 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 37 ◯6番【石井俊雄君】 2日、3日、4日、宿泊が重なるようであれば、入浴のことも対応するという答弁をいただきまして、そういうことでぜひお願いしたいと思います。ただ、一日だけだったですけど、できれば一日であっても可能であれば、今、そういうお風呂を沸かすのは無理だというちょっとお話でありましたけども、具体的にはお聞きしませんけども、可能な限り入浴をさせてやる、そういうことで対応していただきたいと思います。  2つ目の問題です。次の質問です。交通手段についてです。なかなか知り合いがいなくて、近所の人とか家族を含めて、この避難所まで来ることが難しかった人はタクシーで来ています。そうだと思います。そのときに福祉タクシーだと上限1,500円の補助でありますけども、災害のときはどうでしょうか。全て無料でお越しくださいと、こういう温かい配慮、そういう考え方があるかどうか、お聞きいたします。 38 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 39 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをします。  福祉タクシー制度を利用している方々については福祉タクシーを使って来ていただきました。それで、福祉タクシーの助成については1回1,500円となっておりますので、村内からですと、長生村役場、いわゆる避難所まで1,500円で対応できると考えています。また、福祉タクシーを今現在利用していない人という意味合いでしょうか。ここにつきましては、自助、共助、公助というふうに石井議員も御存じでしょうが、自分でできることは自分でしていただくと。  先ほどの質問で、お風呂の関係ですが、私は最終的に村で用意するとはお答えしませんでした。しかしながら、大規模災害では自衛隊派遣をお願いして、自衛隊に入浴施設をつくっていただく、そのようなことも必要であろうと考えております。ですが今回、台風13号につきましては、そういう必要性がありませんでしたので、対応をいたしませんでした。  以上でございます。 40 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 41 ◯6番【石井俊雄君】 時の担当課長からの私が言ったような引き継ぎ、避難された方々に対してのお風呂を入れさせてやることとして風呂を残すのでという考え方の引き継ぎはなかったでしょうか。 42 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 43 ◯総務課長【芝崎正信君】 きめ細かな対応をしてやれという引き継ぎは毎年ございました。ですが、今回、入浴の施設は開放はしませんでした。 44 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 45 ◯6番【石井俊雄君】 これ以上言っても、執行部は変わらないと思いますので、もう言いませんけども、やはり入浴施設があるんだから入浴施設を使ってもらう、これは自然の考え方じゃないですか。なぜそういう姿勢がとれないのか、村長、答弁してください。 46 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 47 ◯村長【小高陽一君】 先ほどから答弁しているように、3日も4日も続くようでしたら、これは皆さん、苦痛になりますから、当然考えなくちゃいけないですけども、一晩だけで今回お帰りになられて、しかも早朝、皆さんが無事お帰りになられた、その処置は私は全然間違っていないと思います。 48 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 49 ◯6番【石井俊雄君】 残念ながら、私は村長になれなかったから、あれですけど、村長になっていたら、私の決断で職員に指示をして、お風呂も入れるように最大限準備しようというふうにしたつもりです。  次の質問に入ります。  タイムラインの問題であります。答弁では、先進事例を参考にして調査研究をすると、こういう答弁をいただきました。実は、2016年9月議会で私と同じような趣旨の質問をされたんですね。村長からいただいたことは、そのときと全くほとんど同じ言葉の答弁なんですよ。2年前にも調査研究をするという答弁をもらった。2年たっている。どのような調査研究をしたのか、具体的に教えてください。 50 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 51 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  先進自治体のタイムラインの作成状況や作成事例を確認し、本村で策定してある事前行動マニュアルにより実施している台風対策と比較をさせていただきました。その結果、先進自治体が作成しているタイムラインと同等またはそれ以上にきめ細かな内容を本村において台風対策として実施していることから、改めてタイムラインの作成はしておりません。しかしながら、想定を上回る豪雨、それから強風等による被害が各地で発生していることから、現状で満足することなく、先進事例を参考に調査研究を継続していきたいというような考えでおります。  以上でございます。 52 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 53 ◯6番【石井俊雄君】 調査研究というのは、電話をかけて聞く、インターネットで見て調べる、現地に行って話を聞く、大体3パターンあります。どこかの先進事例のところに出向いて、調査研究をした経過はございますか。 54 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。
    55 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えします。  今の時代ですと、出向かなくてもインターネットでこのタイムラインは出てきますので、そこで検討してございます。 56 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 57 ◯6番【石井俊雄君】 私は先月、酒々井町に行って、直接タイムラインを作成した経過、そしてつくったことによって職員がどういうふうな気持ちで働いているか、聞いてまいりました。あらかじめ事前計画を決めてあるので、職員が安心して落ちついて行動ができる、非常につくってよかったと、そういうことでありました。  実は、昨日NHKテレビ、その前もちょっと出ていました。茨城県の常総市の鬼怒川の氾濫に伴う災害、ここではやはり国と一緒になってタイムラインを作成していますね。今はもう全国的にこのタイムラインをつくっている状況なんですよ。タイムラインにまさるものをつくったとおっしゃいますから、本当にまさるものがあるのかなというふうに思うんですけど、例えば常総市なんかはただタイムラインではなくて、マイタイムライン、一人一人の住民が自分は事前に3日前から何を準備して、どこに行くのかということを住民で話し合って、一人ずつが決めていく、そういうつくり方もバージョンアップとしてやっています。  そういう意味で、確かに総務課長、いろいろ研究して、勉強して、いいものをつくっているよという話ですけど、私としてはやはり全国に倣って、アメリカに倣って、タイムラインを作成して、より安心・安全の災害に備える事前計画をつくっていただきたい。そういうふうに思っていますので、これはもうこの場で決断できるわけではないと思いますので、村長にお尋ねをいたしますけども、小高村長、いかがでしょうか。タイムライン、全国的にはどんどんつくって、もうつくってよかったという話ばかりなんですよ。こういう先進事例の話をなぜ学んで、なぜこの村の中で生かしていかないのか、小高村長の考え方をお聞きいたします。 58 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 59 ◯総務課長【芝崎正信君】 まず、タイムラインとは防災の事前計画のことです。ですから、私どもは横文字ではなくて、事前行動指針というものをさきの石川議員からの御質問に対して、調査研究、検討を重ねてまいりますというふうにお答えしてございます。それで、毎回議会が終了するたびに検討するというもので答えたものをどういうふうに検討してきたか、毎回の議会で反省し、それで議論をしているところでございます。副村長を中心に、どうやって検討してきたのか、検討結果はどこだ、どういうものをつくったんだと、そういう反省のもと、いわゆる検討結果を出して、それで長生村ではこういうマニュアルをつくっているんです。  それは、いわゆる消防、防災担当の職員がどのように行動したらよいかわからない、迷う状態になります。それを3日前からどういう行動を起こしたらいいか。それで、1日前には打ち合わせをします。それで、きめ細かな対応と申し上げましたが、長生村は幸いにも土砂災害危険区域はございません。ですから、大雨、それから万が一の地震、津波に備えるという行動計画をつくってございます。  それで実際のところは、長生村には、平地でございますので、各土地改良区が管理している水門、それとかスクリーンとか水の流れを阻害する施設が多くございます。そこで、そういう施設の管理者に対して事前に連絡をして、それでその対応、いわゆる水門をあけたり閉めたりの対応をお願いしたり、それで集まってもらって、それで各課のやるべきことをお互いに確認し合って、きめ細かな対応をとっているところでございますので、よろしく御理解をいただきたいと存じます。 60 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 61 ◯村長【小高陽一君】 私からも答弁させていただきます。  議員は調査研究のために酒々井町を他の議員さんとお訪ねしたと聞いております。電話をしたときにすぐ先方から私のところに電話がございました、町長さんから。はっきり言って、議会事務局を通してやっていただいた方が私はよかったと思います。お友達かどうかわかりませんけど、先方ははっきり言って、迷惑がっておりました。受け答えはしてくれたと思いますけども、元村長であり、そして、今、議員でありというと、やっぱり相手の対応は非常に難しいものがあろうかと思います。こちらは調査研究、よろしく教えてくださいでいけますけれども、対応する先方は大変いろいろ気を使わなくてはいけない、そのことをちょっとわかってあげてほしいと思います。  それから、今の質問にお答えしますが、総務課長が答えたように、既に台風が発生した時点からどのような経路をとるのか、常にモニターで見て研究しております。3日前からその進路がこちらに来ると決まったら、こういう行動をとろう、そして前日には全て担当する課長が集まって、その日のそれぞれの動きを確認し合っておりますので、あえてタイムラインという制度は取り組んでおりませんけども、事前に検討する制度は既に整っておると私は確認しております。  以上です。 62 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 63 ◯6番【石井俊雄君】 議会との関係、事務局との関係についてはアドバイスをありがとうございます。先方様に迷惑をかけないようにするために、酒々井の町長さんと事前に連絡をとりました。そして、話し合いをしながら、じゃ、いつ行くか、どういう形で職員に指示しておくよと、そういうことでありますから、具体的な迷惑はかかっていなかったんじゃないかなというふうに認識をしております。他の質問もありますので、ぜひ今後も調査研究ということで、できれば現地に出向いて、顔を見て、現場を見て、調査をしていただきたいと思います。  今年の夏は本当に高温と猛暑で大変でございました。全国的な流れ、国の流れからいいますと、学校にエアコンを全部入れるんだと、入れてやれと、そういうことで国との連絡というか、電話で聞いたんですけども、考え方をお聞きしております。そういう意味で、私の在職中はランチルームのエアコンをぜひ入れてほしいということで、かなり強く言われました、現場の方々、先生、そして担当課長。だけど、やはり扇風機で我慢してもらってきました。そういう意味で、まずお聞きしたいんですけども、学校関係でランチルームを含めて、特殊教室とかいろいろ体育館あると思うんですけど、まずそこのエアコンが、教室以外でエアコンが設置されていないところがどこなのかということをちょっと教えてください。 64 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 65 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 ただいまの質問にお答えします。  現在は普通教室には全学校入っております。その他の空調設備未設置箇所は、ただいま質問のありました体育館、小学校のランチルームの他に、中学校では理科室、音楽室、技術室、被服室です。小学校では、コンピュータールームと図書室以外は特別教室は入っておりません。  以上です。 66 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 67 ◯6番【石井俊雄君】 特に情報によりますと、体育館の中でも小学1年生が亡くなっている、そういう新聞報道、テレビの発表も出てきております。他の市町村では、茂原市は来年の夏まで教室に入れると言っているんですけど、ぼつぼつエアコンが入ってきているわけでありますけども、本村では先駆けて、村長の判断で小学校と中学校にエアコンを入れてくれてありますので、それは本当によかったと思っています。  ふるさと納税で3億5,000万円、返礼率30%らしいでございます。そうしますと、1億5,000万円ぐらい自由に使えるお金が残るんですね、29年度。そういったことを含めて、ふるさと納税を使って、この学校のエアコン化をぜひ来年の夏までに進めてもらいたいというふうに思っているんですけど、答弁をお願いします。 68 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 69 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 ふるさと納税の使い道について私が判断するわけじゃございませんが、現在のところ、普通教室には全部エアコンが入っておりますので、特別教室を含めたところにつきまして、現在のところ、来年度予算に計上する考えはございません。 70 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 71 ◯6番【石井俊雄君】 第1答弁のところ、寄附をしてくださる方々が分野別に使ってくださいと、こういうアンケート方式みたいな形で丸をつけてもらうのかな、それの内訳と金額、これは事前にある程度担当課長にお話をしてありますので、その情報をください。 72 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 73 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えをいたします。  本村におきましては、寄附を受ける際に、総合計画に沿いました福祉、教育、環境、産業の4つの柱と村に一任の計5つの使い道から選定をいただいております。平成29年度決算で申し上げますと、福祉で12.8%の4,460万円、教育で25.9%の約9,085万円、環境で10.1%の約3,540万円、産業で5.8%の約2,000万円、村に一任というのが一番多くて45.4%で約1億6,341万円となっております。  以上です。 74 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 75 ◯6番【石井俊雄君】 ふるさと納税をしてくださる方が福祉とか教育とか、教育は25%ですか、9,000万円使ってくださいと、こういう話が出ているじゃないですか。そのお金を使って、せめてランチルームだけでもエアコンを来年度入れてもらう。もっと言えば、ふるさと納税を使わなくたって、いろいろエアコンを入れたりなんかする自治体もあるんですね。そういうことでせめてまずランチルームに当初予算に計上するとか検討するとか、いかがでしょうか。 76 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 77 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 現在は全ての普通教室にエアコンは設置しております。ですので、現在、暑いときは児童生徒は普通教室で給食を食べていますので、近々の問題とは考えておりません。ですので、来年度予算要求する考えはございません。  以上です。 78 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 79 ◯6番【石井俊雄君】 子どもの命の問題です。毎日毎日暑いところでお昼を食べるんですよ。人間として、村として、やはり子ども達のことを考えていれば、今までランチルームにエアコンを設置できなかったわけだから、せめてランチルームでもエアコンを来年度当初予算に入れてほしい、これが私の希望とお願いであります。  あと、文化会館の音響反射板の問題とか学校給食の無料化の問題は、また別途12月議会に送って、どうしても太陽光発電のところもありますので、それは第2次質問はやりません。また別途詳細に勉強して、質問を準備したいと思います。  太陽光の設置のことなんですけども、東日本大震災を契機にCO2削減効果や自然災害時での停電に対応できるので、評価できる、その反面、樹木の伐採による自然破壊が懸念されるとのことで、私も全く同感です。そこでお聞きします。村内の太陽光設置の96ヶ所と面積、この辺を個人の設置、企業の設置、法人の設置、農地の中に設置、その辺の割合というか、もう少しわかりやすく教えてください。 80 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 81 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  村内の太陽光発電設置の状況でございますが、個人が52件、面積は6ヘクタール、企業が44件で面積が17ヘクタールでございます。また、農地への設置でございますが、46件で面積は約4ヘクタールとなります。  以上でございます。 82 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 83 ◯6番【石井俊雄君】 ここも第2質問でいろいろ一問一答で準備してあるんですけども、時間の関係がありますので、また次の議会など、機会があればお尋ねしたいと思っています。  一番、やっぱり今回のことでお聞きしたい、お願いしたいことなんですけど、原発をやめて、自然再生エネルギーを増やすことに基本的に大賛成なんです、私。しかし、太陽光の設置については、長生村でもうあんまり緑がなくなってきています、木をどんどん伐採をしてみたり、あるいは住宅の直近に太陽光を設置してみたり、いろいろそういう中で、きらきら反射で困っちゃうとか温度が上昇するとか、場合によっては資産価値が下がる、そういうふうに相談に来た方々もいらっしゃいますし、私もそう思います。そういう意味で、我孫子などは色塗りをして、ここは届け出制ですよ。例えば、30キロワット以上のものについては制限がありますよとか、我孫子ではいろいろ条例をつくって、規制を始めています。本村でも一定の面積やキロワット以上の規模には隣接する方に説明と同意とか、そういうものを含めて、条例をつくった方がいいんじゃないかと、そういうふうに思っています。そのことについての答弁をお願いしたいと思います。 84 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君に申し上げます。発言の制限時間が近づいておりますので、まとめてください。下水道環境課長。 85 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  条例の件につきましては、調査結果及び関係各課と協議を踏まえまして、環境条例などの既存の条例、要項等の改正を視野に入れておるところでございます。  以上です。 86 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 87 ◯6番【石井俊雄君】 今、ありがたい答弁をいただきました。本当であれば、太陽光発電設置に伴う単独の条例の制定、これが一番わかりやすいのでそれがいいかと思うんですけども、ぜひこれからいろいろ検討していただいて、一定の制限を加える、あるいは申告をしてもらう、近隣の方々に同意をいただく、そういったことをある程度強制力というか、そういうことを持たせるような形でつくっていただきたいと思います。  最後に、小高村長にお尋ねをいたします。まとめて言えば、昨日、塩谷議員からの請願がありました。原発再稼働はよくない、なぜならば人類とは共存できない、最終処分場も見つからない、子どもの甲状腺がんも100名を超えている、汚染水の処理水も持っていきようがない。こういうことを考えていきますと、やはり原発に頼らないで自然再生エネルギーを増やしていく、このことが最も必要ではないかと思います。そういう意味で、最後に小高村長の考え方を、私がこの今の項のところでお尋ねをした最終的な小高村長の考え方、お言葉をいただいて、終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。 88 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 89 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  毎年行っております中学生との対話集会の中でも中学生から自然再生エネルギーが重要だ、太陽光エネルギーも重要だと思うけれども、あちらこちらの林が切り倒されていて、非常に自然破壊ではないかという、ちょっと相反するような、やっぱり意見もいただいております。自然再生エネルギーの重要さについては、私も理解しているところですけれども、現状の今の日本の電力需要、あのように火力発電所が相当の規模で電力をつくっていて、CO2が限りなく発散されている、そういった、それに自然再生エネルギーが果たして対応できるのか、同じだけの電力量を確保できるのか、そして太陽光発電、自然再生エネルギーについては、東京電力の請求書を見ても確実に数百円上乗せされております。そういった電気代が高どまりしている、そういう状況を考えると、なかなか全部を自然再生エネルギーにかえてしまうというのは今の日本の技術では難しいのかなと、このような感じも持っておりますが、いずれにしましても、冒頭申し上げましたように、自然破壊を起こすような再生エネルギーの設置には何かしらの、やっぱり決まりをつくっていく必要があるだろうと、そのように考えております。 90 ◯議長【矢部眞男君】 よろしいですね。  6番石井君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は10時40分といたします。               午前10時30分 休憩               午前10時40分 再開 91 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。15番関君。              [15番 関 克也君 登壇] 92 ◯15番【関 克也君】 ただいま議長から許可がありましたので、この場所から一般質問をさせていただきます。日本共産党の私、関でございます。  いつも住民が主人公という立場で質問をさせていただいております。今日の質問は、第1点目が大地震、津波対策、第2点目が学校給食について、そして第3点目が生活保護法の改正とその影響についてであります。  第1点目、防災対策、大地震、津波対策について質問させていただきます。この問題は私、研究不足という点もありますので、御一緒に考えていくという側面からもやりたいと思います。  今月6日午前3時8分ごろ発生した最大震度7の北海道胆振東部地震で被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。  私はこの地震での特に液状化の被害などに大変驚きました。この村に当てはめても、この液状化問題、津波もそうですが、身につまされる、私みずからの問題になろうと思います。長生村でますます地震、津波防災対策が求められると思います。  そこで第1点目、地域ごとの防災、地震、津波対策を進めることについて、この計画の現状が村ではどうなっているのか、まずお聞きします。そして、最近、進められている逃げ地図づくりワークショップなどの実施が本村でも必要ではないかと考えるが、村の見解を伺います。  第2、避難所運営マニュアル。これは村のホームページを見ると、検索で出てきません。この避難所運営マニュアルについては、現実につくって活用しているのかどうかについて、現状をお聞きします。  第3、地域防災組織。自主防災組織のことですが、この防災組織の網の目をつくることが今求められていると思います。本村での現状と今後の取り組みについてお聞きをいたします。  第4、ホームページの活用についてであります。これは緊急情報ポータルサイト、これは県のサイトがありますが、これを村のホームページのトップページに表示をすることが大事かと思います。この緊急情報ポータルサイトというのは、ある町のホームページを見ますと、自前のポータルサイトをつくっているというところもあります。これについて伺います。  第5、防災無線の戸別受信機の設置推進について、現状と村の方針をお聞きいたします。  次に、大きな2番目であります。学校給食についてであります。現在、村は自校方式の給食設備が老朽化をしているということがあって、これを改善するために全体を給食センター方式に切りかえるという方針を持っていると聞いています。しかし、温かい給食が身近に食べられる評判のよい現在の自校方式をセンター方式に切りかえるという村の考え方、理由について、まずお聞きいたします。  第2、全国的にはセンター方式という流れが多いんですけれども、新潟県五泉市は給食設備の更新と同時に今までセンター方式であったものを自校方式に完全移行したというところもあります。自校方式給食を、これは村のよいところを生かして、これを継続することについて十分検討すべきではないかと思いますが、村の見解を伺います。  そして第3、食育を進めることについて、村の見解をここではお伺いします。  次に、大きな3番目であります。生活保護法の改正、私どもは改悪と見ているんですが、その影響についてであります。まず、本村の生活保護の現状、生活保護受給者の世帯数と人数の推移をまずお聞きいたします。  そして第2、10月から生活保護制度の改悪が行われます。この内容について村にお聞きをし、改悪が行われることによって、現在の受給者が生活保護から排除されるケースが出ることはないかについて、見解をお聞きします。  第3、生活保護を基準にしている他の制度で影響が出ることはないかどうか、お聞きをいたします。他の制度とは、例えば介護保険の保険料や利用料の減免、難病の医療費助成、保育料や就学援助金などです。  以上、第1質問とさせていただき、よろしく答弁をお願いいたします。 93 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 94 ◯村長【小高陽一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。  なお、質問事項2については教育長から答弁させます。  質問事項1、防災対策、大地震、津波対策についての1点目、地域ごとの防災対策、地震、津波対策を進めることについて計画の現状はどうなっているか、また逃げ地図づくりワークショップなどの実施が必要ではないかとの御質問ですが、村では長生村全域に対する地域防災計画は策定しておりますが、地区ごとの防災計画は策定しておりません。逃げ地図づくりワークショップは避難場所までの到達時間ごとに地図を色分けし、一目で避難場所までの所要時間がわかるようにすることが目的であると認識しております。本村においては、毎年実施している地震津波避難訓練の際に、避難行動として避難場所までの安全な経路等を確認しながら、最短の避難経路や時間の把握に努めていただいておりますので、ワークショップなどの実施は考えておりません。  2点目、避難所運営マニュアルはできているかどうか現状をお聞きしますとの御質問ですが、村では避難所運営マニュアルとして、平成21年に「災害時における避難所運営の手引き」を策定しております。  3点目、地域防災組織の網の目をつくることについて現状と今後の取り組みについてお聞きしますとの御質問ですが、現在、村の自主防災組織の数は17組織となっており、まだ設立していない地域につきましても、自治会長会議を通じて周知をしているところであります。今後とも本組織の必要性を周知し、組織数の拡大を図っていきたいと考えております。  4点目、緊急情報ポータルサイトを村ホームページのトップページに表示することを求めますとの御質問ですが、千葉県防災ポータルサイトを村ホームページのトップページにリンクづけすることで、住民の方が必要とする防災情報を得られるようにしたいと考えております。  5点目、防災無線戸別受信機の設置推進についてお聞きしますとの御質問ですが、村では防災無線の音声が届きにくい地区に対し、平成28年度から平成30年度において、防災行政無線屋外子局の整備を実施しております。平成28年度は金田地区と市ヶ谷地区、平成29年度は七井土地区に屋外子局を整備し、今年度は長生団地地区に屋外子局を新設する予定であります。これにより、今年度で村内32局の屋外子局の整備が完了となり、音搬調査による音声が届きにくい地区については、解消することとなります。  次に、戸別受信機の設置状況についてでございますが、平成30年4月1日時点で、アナログ機が3,865台、デジタル機142台、合計4,007台の戸別受信機が設置されており、普及率については約67%となっております。今後、電波法の改正により、アナログ機が使用できなくなるとの話も伺っておりますので、デジタル機の貸与について普及に努めてまいります。  質問事項3、生活保護法の改正とその影響についての1点目、生活保護の現状、生活保護受給者の世帯数と人数の推移についてとの御質問ですが、平成28年から3ヶ年の4月1日現在の状況ですが、平成28年が131世帯で168人、平成29年が137世帯で167人、平成30年が124世帯で150人となっております。  2点目、10月に改正される生活保護制度の内容と改正により受給者が生活保護から排除されるケースが出ることはないかとの御質問ですが、生活保護費の改正は生活保護となっていない一般低所得世帯との均衡を図るため、5年に1度定期的に見直されるもので、今回は生活扶助を主なものとして、平成30年10月から3段階に分けて実施されることとなっております。生活保護の適用につきましては、全ての住民に対して平等に適正に対応してまいります。  3点目、今回の改正で生活保護を基準としている他の制度で影響が出ることはないとの御質問ですが、議員の御指摘のとおり、生活保護基準の見直しに伴い、直接あるいは間接的に影響を受ける制度はございます。国は改正により、生活保護基準額が減額となる場合には、できる限りその影響が及ばないように対応していくこととしておりますので、村もその内容に沿って進めてまいります。  以上で、関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 95 ◯議長【矢部眞男君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇]
    96 ◯教育長【木島晃一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。  質問事項2、学校給食についての1点目、自校方式からセンター方式に切りかえる理由についての御質問ですが、村の全ての給食棟が学校給食衛生管理基準を満たした施設であってこそ安全・安心な給食を提供することができると考えております。この基準には作業区分の明確化などがあり、一般的には現在の施設の2倍から3倍の面積が必要となりますので、現在の敷地内に建設できない学校があること、そして増加傾向にある食物アレルギーの児童生徒の対応にもセンター方式であればアレルギー対応調理室の設置、専任調理員の配置により対応できること。また現在の保温技術であれば、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに提供することは可能であります。以上のような点を長生村学校給食のあり方検討委員会から報告されておりますので、村にとって、長期的、安定的に児童生徒に給食を提供するにはセンター方式がよいと考えております。  2点目、自校方式給食を継続することについて十分検討すべきとの御質問ですが、1点目でお答えしたとおり、十分検討しております。  3点目、食育を進めることについて、村の見解についての御質問ですが、食育は成長期の子ども達が一生涯にわたって、健やかに生きていけるような、その基礎をつくるものです。現在、各学校で栄養士を中心に年間の食育計画をつくり、実施しております。大人になってから、子どものころに身についた食生活を改めることは難しく、生活習慣病の予防は子どものころの食生活からであると考えております。このことがいずれ村の医療費や財政にはね返ってくる非常に大事な教育であると認識しております。  以上で関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 97 ◯議長【矢部眞男君】 2次質問ございますか。15番関君。 98 ◯15番【関 克也君】 第1答弁ありがとうございます。  それでは一問一答で引き続き質問をさせていただきます。  大きな1点目の防災対策、地震、津波対策についてであります。知られているように東日本大震災では、小中学生の児童生徒が津波避難の重要な役割を果たしました。先ほど言いました逃げ地図づくりワークショップなんですが、今までそういうワークショップと同様なことを一松小学校などでやってきたのではないかと思うんですが、これを広げていくことが大事と思いますが、見解を伺います。 99 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 100 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 御質問にお答えします。  一松小学校では、平成26年度に千葉県教育委員会指定の実践的防災教育総合支援事業において、「みずからの命を守る防災教育」と題して、各学年でテーマを決め、学級活動の中で行いました。御質問のようなワークショップ的な活動はなかったと聞いております。  以上です。 101 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 102 ◯15番【関 克也君】 この逃げ地図づくりワークショップというものなんですけれども、これは住民参加型のまちづくりのワークショップと言われておりまして、千葉大学大学院の園芸学研究科教授の木下勇氏らが中心に、この逃げ地図を災害に応用する研究を進めてきたというふうに言われています。県内の千葉大の関係でもかかわっているということであります。この逃げ地図というのは非常にわかりやすい、先ほども御答弁でありましたが、もとの考えは津波から高台などへ避難する経路、所要時間を一目でわかるように逃げ地図づくりをやるワークショップだと。今では沿岸部だけではなくて、山間地にも広がり始めているということであります。  地図を用意して、12色以上の色鉛筆とひもさえあれば、どこでも誰でも作成できるとしています。このひもというのが足腰の弱い高齢者が3分間で移動する歩行距離をひもの長さにする。5から7センチということであります。これを物差しにして、地図に当てて、避難目標地点を起点にした避難経路を調べると。3分間までは緑色とか、細かく色を分けて、何分で着くのかというのを、地図づくりをするということのようであります。これは非常におもしろいといいますか、具体的に避難経路が、例えば橋があるとか、液状化の問題はちょっと村内全域で起こりそうなので、なかなか大変なんですけども、そういう危険箇所も表示をして、場合によってはそこを通らないような迂回路も描いていくということのようです。こういうものを小学生ではなかなか地図でやるというのができないかもしれませんので、中学校でこの逃げ地図を含めたワークショップのようなものをこれからぜひやってほしいなと私は思うんですけども、村の見解を一応伺います。 103 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 104 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 中学校での逃げ地図ワークショップの件ですが、現在のテスト、授業時数の兼ね合いもありますので、難しいと考えております。  以上です。 105 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 106 ◯15番【関 克也君】 現在の詰めた時間数の中では厳しいということでありました。中学生に限らず、こういうワークショップのあり方というのは具体的にわかるということで、非常に有効だと私は思いますので、今、自主防災組織も勧めてつくっておりますので、そういうところでもぜひ参考にしていただきたいなと思います。  そして、現状で仮に10メートルの津波が沿岸に押し寄せた場合に臨時避難所までたどり着くことが困難な地域も村内にあるのではないかと私はちょっと考えたんですけれども、これは村の見解、今のほぼ3ヶ所というのは1キロメートルの距離を想定しているという計画でありましたから、村として着実にこの津波から逃れる、歩いてということでしょうが、そのように想定してということでありましょうけども、たどり着くことが困難な地点が一部でもあるかどうか、答弁をお願いします。 107 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 108 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  地震による津波に備えまして、津波避難施設の位置、規模について検討をさせていただいて、海岸線から約1キロの位置に3ヶ所同時に整備をいたしました。現状におきましては、津波避難施設までにたどり着くことが困難な地域はないと考えております。 109 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 110 ◯15番【関 克也君】 現状で1キロであれば、30分以内に歩いていけるということだと思うんですね。それは考え方としていいと思うんですけれども、液状化の問題とか橋の問題とか迂回路が必要だということを考えたときに、余裕を持って避難できない場合もあり得ると私は考えているんです。これは他の地域の例ですけれども、高齢者の歩く速さを分速約30メートルと決めて、その30分でたどり着ける距離を880メートルくらいと試算をして、逃げるための計画を立てているというところもあります。そうすると、1キロというのはなかなか厳しいわけです。そういうことも含めて、もう少し綿密な、長生村の場合は津波が最大の地震では液状化と津波だと思うんですね。これは十分検討してほしいなと、場合によっては他の避難施設も考える必要があるということも私は指摘しておきたいと思うんです。  それで、先ほどの避難所運営マニュアル、これはつくっているということでありました。避難所の運営というのは住民が主体になりますから、この運営マニュアルについては積極的に公表をすることが必要だと思いますが、村の見解を伺います。 111 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 112 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  既に災害時における避難所運営の手引きを策定しておりますので、村のホームページ等を利用して、公表をしていきたいと考えております。 113 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 114 ◯15番【関 克也君】 よろしくお願いします。まずは、ホームページで公表していくということが必要であろうと思います。さらに、自主防災組織が今活動しておりますので、そういうところにもお知らせしていくということを求めていきたいと思います。  そして次に、自主防災組織のカバー率の問題であります。先ほどの答弁ですと、自主防災組織の数は17組織ということでありました。そうしますと、当然自治会の数からすれば、全域をカバーしてはいないということになります。現在の面的な住民の人口、どれだけの人口をカバーしているかについて概略を答弁お願いします。 115 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 116 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  村内には平成30年4月1日現在で自主防災組織が17組織設立されております。約7,900人の人口をカバーしております。行政人口の約56%でございます。今後とも自主防災組織の設立促進を図っていきたいと考えております。 117 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 118 ◯15番【関 克也君】 これは主には自治会を中心とした自主防災がつくりやすいというのはあると思うんですが、場合によっては地域の別の団体、あるいは自主的な活動組織ということも含めて、さらに今、人口面では56%ということですので、これでは今後災害が起きたときにまだまだ不十分であるということでありますので、自治会の現状もあろうかと思いますが、積極的な推進を引き続きお願いしたいと思います。  私の方では地域ごとの防災計画の必要性、これはあると思っています。当然、海岸に近い地域では自宅から30分以内で緊急避難施設、あるいは避難所にたどり着く計画を求める必要があるし、液状化も前提にしなくてはいけない。そういう近い地域ではこの避難計画をどうするのかということも一定検討する必要があると思います。その他の地域では地元の安全を確保した後に海岸の地域の避難所への支援ということも考える必要があるかもしれません。そういう意味で、各地域の津波避難の計画についてはもう少し綿密にした上で地域の防災組織もそれを活用するということが必要ではないかと私は思います。ぜひ努力をお願いしたいと思います。  そしてこの問題の最後に、先ほどの答弁で、防災無線の戸別受信機の問題では、現状では、33%の家庭がカバーできていないということになります。しかも、先ほどの答弁ですと、アナログの受信機が廃止されるということになりますと、現状142のデジタル受信機ということでは大変心もとないという状況があります。それで、これは村の防災について、最大の努力を求めたいと思うんですが、142機ということですと、まだ大変少ないので、もしこれを無料にするとしても213万円お金を戻せば済むわけですね。まだ傷が小さいわけです。無料ということも含めて、安い料金でこのデジタル戸別受信機を全面的に整備するということも含めて、村の方針施策が求められるのではないかと思いますが、現状での村の検討、方針についてお聞きいたします。 119 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 120 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  第1答弁で村長からお答えいたしましたとおり、デジタル戸別受信機の貸与について、普及啓発に最大限努力をしてまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 121 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 122 ◯15番【関 克也君】 これは一応村長に求めたいんですが、この戸別受信機については、今の現状は非常に進み方が遅いといいますか、デジタル受信機そのものが1万5,000円の負担があるということで、進まないという状況があります。そうしますと、他の自治体では、例えば負担にしても、これがいいかどうかわかりませんが、1件4,000円ぐらいの負担で全面的に整備するというところもありますし、あるいは低所得者には無償で整備すると、いろんな障がいを持った方とかですね。そういう工夫をしているところがあります。ぜひそういう一定の工夫もして進めることについて、村長の考えを一応お聞きいたします。 123 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 124 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  数年前からデジタル機の貸与につきましては切りかえているところですが、なかなか住民の皆様からの御理解が少ないという現状を私も少しもったいないなというか、もう少し早く普及しないかなという思いでいます。実際に防災無線につきましては、いろんな御意見もありまして、一度屋外の放送をやめましたところ、大変な批判も住民からいただきまして、もとに戻した経緯もございますけれども、またおしなべて室内受信機があれば、一定の量の情報は届くものですから、ぜひ各家庭につけてほしいなと思っておりますけれども、その村の情報に対して住民の方の貪欲さといいますか、そういうのが以前よりもちょっと薄れてきているのかな、そういう思いもちょっとしているところでございます。  関議員のおっしゃるように、その金額がネックになっているのか、そして安くすれば、全員がそろえていただけるのか、その辺も踏まえて、これからも常々いろんな面で住民に問いかけて、情報もこちらも収集して、普及に努めてまいりたいと思います。  以上です。 125 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 126 ◯15番【関 克也君】 住民の意識調査も含めてということでありますが、大事なのはこれだけ災害が多発しているということになりますと、いつ長生村で起きてもおかしくないという状況がありますので、これは住民の意向調査も含めて、早急に進めていってほしいと、できるなら、デジタル受信機を全戸配布ということで進めていってほしいということを申し上げて、ここでの大きな1番目の質問は終わりにいたします。  次に、学校給食についてであります。結局、先ほどの答弁ですと、この給食をセンター方式に統一していくという、その一番の理由は作業区分の明確化などの基準を満たしていくために、つまり給食設備のですね、現在の施設の2倍から3倍の面積が必要だということがネックになって、これが足らないので、面積が足らないので、センターにするということではないかと、これ、一番理由としているところではないかと思います。こうした設備を現状で施設内に、つまり2倍以上の面積が必要だと、現状の施設内、学校の施設内に建設できないという学校は具体的にはどこになりますか。 127 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 128 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  敷地内に建設できないと思われる学校は、八積小学校、高根小学校、長生中学校と考えております。  以上です。 129 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 130 ◯15番【関 克也君】 確認ですが、一松小学校の敷地内には建設する面積が可能だということになります。これ、確認です。 131 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 132 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 建設することはできると考えております。 133 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 134 ◯15番【関 克也君】 それともう1つ、食物アレルギーの対応食というのは最近増えてはおります。これはなかなか苦労しているところだと思うんですが、現在のアレルギー対応食の調理はどのようにしているのか、現状についてお聞きします。 135 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 136 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 現在、アレルギー対応食は他の給食と同一空間の中で、別につくっております。  以上です。 137 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 138 ◯15番【関 克也君】 アレルギー食が多くなっているということではありますけれども、同一空間でつくっている。別の箱といいますか、別のエリアがつくれれば本当は一番いいということであろうと思います。これは引き続き努力していって、今の現状では現状の可能な設備でやっていくしかないということでありますので。ただ、自校方式の場合のアレルギー食という場合ですと、やはり一番いいのはどこどこの誰さんがアレルギーで、例えば卵はだめだとか、人が見えるというところが、やっぱり自校方式のよさだと思うんですね。調理する側でも人が見えて、調理を工夫できるということが一番いい自校方式のよさじゃないかと思います。  そこで、自校方式の調理の長所について、村はどのように捉えているのか、お聞きいたします。 139 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 140 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  一般的に言われる自校方式のメリットは調理時間に余裕がある、児童との交流がしやすい、学校行事等に対応しやすい、調理場が身近な教材となることなどがございます。  以上です。 141 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 142 ◯15番【関 克也君】 今言われたようなことは、やはり自校方式ならではの長所だと思うんですね。実は私が生まれた小学校、中学校では給食センターでありました。ですので、給食センターの給食で育ったということで、自校方式のよさについては十分承知していないところがあったので、自分の子どもに、小中、長生村でお世話になっておりますので、何がいいのかと聞いてみました。そうしましたら、やはりお昼になるとおいしいにおいがぷんぷんしてくると、そしてもう1つは調理している人の姿が見えるということでした。これは、やはり自校方式のよさの典型的なところかなと。新鮮でおいしい食材が現場で調理されて、温かいものは温かいまま出てくる。食べる直前に調理されて出てくるということが非常によい点だと思うんです。  それで、実は8月の初めに新潟県五泉市の給食を視察してきました。ここで立派なところは、先ほど言いましたよさ、幾つもあるんですが、一応4点だけ言いますと、よい食の教育ができる、そういう環境がある、自校方式。温かいものは温かいうちに食べられる。調理に携わる人と会話ができる。それと、非常時、災害時で緊急に対応もできる。6点のうち4点です。こういうことで自校方式を選んだと聞いています。しかも、一気にやるんじゃなくて、建物の増改築と併せて計画的に自校方式に切りかえたということであります。  村の自校方式のいいところを生徒にも聞くし、栄養士さんにもよくよく確認して、自校方式がいいのか、それともセンター方式で一本がいいのか、よくよく今検討する、もう少し時間がありますので、検討することが必要だろうと私は提起しておきたいと思います。  それで、自校方式を生かした食育基本計画を村としてつくることについて、村の見解を伺います。 143 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 144 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 学校独自で食育、基本計画というものはつくっておりませんが、現在、各学校で食に関する指導目標をつくり、栄養士を中心に食育を推進しております。できるだけ地元食材を使用し、生産者の写真などを提示してもおりますので、今後ともこれを推進していきたいと考えております。  以上です。 145 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 146 ◯15番【関 克也君】 現状では村全体でつくっているということでなくて、各学校で指導目標や栄養士を中心に食育推進に頑張っているということでありました。引き続き、これは基本計画の、食育基本計画ということになると、最終的に高校生までにということも含めてなんですが、自分で1食つくれるような、そういう教育も必要だとか、結構細かく指導指針、計画の中に載せて、つくっているというのが先ほどの五泉市というところであります。  そういう計画を村としてつくっていくことを求めておきたいと思います。先ほどの生産者の写真などを掲示していると言うんですが、これはすごく大事なことで、私の子どもに聞きましたら、そういうのはなかったと。本当になかったのかと思うんですが、当時はなかったということを言っておりました。  これについては、もうセンターがいいということに決めないで、自校方式の今のいいところをよくよく確認して、今のいいところを一松小学校なら今時点で自校方式の設備を建設できるということですから、さらに全体を自校方式ということも含めて検討を強く要求しておきたいと思います。  次に、大きな3番目の生活保護の改正と影響であります。先ほどの答弁ですと、生活保護受給者数は、人数で見て若干減少傾向にあると、世帯数も減少傾向にあるように答弁を受けました。その傾向についてもう少し村の答弁をお願いいたします。 147 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 148 ◯福祉課長【小高重博君】 御質問にお答えします。  議員のおっしゃるとおり、受給者数は年々減少している状況にありますが、相談件数につきましては、平成27年度が56件、平成28年度が72件、平成29年度が44件という状況です。また、平成30年4月1日現在の世帯類別の構成割合で見ますと、高齢者の世帯が124世帯中77世帯、割合にして62.1%となっております。  以上です。 149 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 150 ◯15番【関 克也君】 今の答弁のとおりで、相談数にしても増加傾向ということでもなさそうだということだと思うんですが、全国的な現状を見ますと、本来生活保護を受けるべき人が受けていないと、そういう部分が相当あるというふうに聞いております。捕捉率が低いということですね。言いかえれば、生活保護受給者が本来受けるべき人が受けていないということが現実にありますので、これは細かく、村民のいろんな場合の現状、例えば税の滞納が始まってこうなっているとかという、そういうその実情なんかをよく見ながら、生活保護の権利もあるということを普及していってほしいなと思います。  答弁ですと、高齢者世帯の構成割合が62.1%ということでありますが、高齢者の生活保護受給者が多くなっちゃっているというのは、どうも近年の傾向のようです。郡内で比較して、村は高齢者世帯の構成、生活保護受給者というのはどんな水準になっているのか、答弁をお願いします。 151 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 152 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えします。  茂原市を除きます長生郡内の状況ですが、白子町の62.8%に次いで高い状況にあります。  以上です。 153 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 154 ◯15番【関 克也君】 高齢者世帯の貧困ということが最近、若い人もそうなんですけども、高齢者も貧困に陥る状態が増えてきている、それが全体として格差が広がっているというのがあると思います。
     先ほどの答弁で、村長にお伺いしたいんですが、生活保護の改正の今回のやり方が一般低所得者世帯との均衡を図ると言っておられます。これを他の言葉で言いますと、どうも今回の生活保護の改正というのは、今まで2013年からの3年間で平均6.5%、生活扶助費が削減されたとされています。さらに、2018年の今年10月からは、やはり生活扶助費平均1.8%、最大で5%の削減があるというふうに言われています。しかも、そのやり方が問題で、全国で所得を10の段階に分けて、一番低い層、最下位の10%の部分との消費水準の比較を根拠に下げるということになっているというんですね。つまり、一般低所得者世帯、一番下の層の世帯との均衡を図るという理屈づけで生活保護費を下げる、これは憲法25条の精神からずれているのではないかと私は思うんですけども、村長はどうでしょうか。 155 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 156 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  この制度の内容につきましては、国の問題となりますので、村が答える立場にありませんので、お答えしかねます。  ただ、私から生活保護についての感想をあえて述べさせていただきますと、今、国民年金よりも高いという金額になっている状況だと思います。こつこつと貧しい中、国民年金を積み立ててきて、やっともらえるようになったことよりも、若い人が働けるのに働かないで生活保護をもらっている方が何人か見受けられる、こういうことについては、私はちょっと疑問視しているところでございます。  以上です。 157 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 158 ◯15番【関 克也君】 ここで反論してもしようがないんですが、国民年金の金額そのものが高齢になって、十分生活するできる水準でないということの方が問題だと私は考えるものです。  それで、先ほどの答弁ですと、生活保護から排除されるケースがあるかどうかということについて、もろもろの答弁を総合しますと、国はできる限り影響が及ばないように対応していくということも言っておりました。適正に対応していくということも言っておりました。  生活保護行政は県の担当でありますので、実際に生活保護から排除されるケースが出ないようにするということになりますか。答弁をお願いします。 159 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 160 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えします。  議員のお見込みのとおり、県も国の施策に沿って対応することとなります。  以上です。 161 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 162 ◯15番【関 克也君】 影響が及ばないように対応していくという考え方であるということだろうと思いますので、確認をさせていただきました。  生活保護基準の見直しに伴い、直接、間接に影響を受ける制度があるということですが、具体的にどのようなものがありますか。 163 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 164 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えします。  直接的には、先ほど議員からお話がありました就学援助、生活福祉資金、介護保険の利用料、保育料の減免などが上げられます。また、間接的に住民税の非課税の引き下げによりまして、高額療養費の負担限度額、保育料、介護保険料の負担限度額、障がい者児のサービス利用料、難病患者の医療費などが挙げられております。  以上です。 165 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 166 ◯15番【関 克也君】 影響を受けるということは当然あるわけですけれども、生活保護の改悪で影響を受けるものがあると、直接、間接にと。それがどういうものかというのも、大ざっぱに今答弁いただきました。どういうものかということも答弁いただきました。具体的にどのような影響を受けるのかということについては、どの程度の影響を受けるのか、その度合いについては、わかるでしょうか。 167 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 168 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えします。  生活保護の決定を行う県の福祉事務所に問い合わせをしましたところ、福祉事務所職員向けの説明会がこの9月18日に予定されているということで、それ以降にならないと詳細はわからないということでした。国の制度説明では、生活保護基準額が減額となる場合にはできる限りその影響が及ばないように対応するとのことですので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 169 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 170 ◯15番【関 克也君】 生活保護基準との関係で、実際にどのような影響を受けるのかというのは、9月18日に予定されているその説明会以降でないとわかりづらいということはわかりました。  それで、村がかかわっている教育の分野の福祉なんですが、就学援助金というのがあります。生活保護基準と直接かかわる制度だと、先ほどの答弁でありました。これについて、就学援助金はこれまで少し以前までは補助金で国からおりていたものが地方交付税になってきているという問題があります。これは就学援助金については、ある意味、補助金でなくなったということもありますので、村の一定の融通がきくものではないかと私は思っております。  就学援助金の支給基準については、今までどおり進められるのであるかどうか、村の答弁をお願いします。 171 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君に申し上げます。発言の制限時間が近づいておりますので、質問をまとめるようにお願いします。福祉課長。 172 ◯福祉課長【小高重博君】 私の方からお答えさせていただきます。  就学援助金を含めまして、生活保護基準の見直しにより影響が考えられるもろもろの制度につきましては、先ほどお答えしましたとおり、現在、国や県から具体的な対策が伝わってきておりませんので、村はその内容を受けまして、その後の対応を検討したいと考えております。  以上です。 173 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 174 ◯15番【関 克也君】 できる限りその影響が及ばないように対応するというのが国の説明であるということでありますので、そういう方向でぜひ努力していっていただきたいと思います。  最後になりますが、三重県の玉城町というところでは、生活保護受給者へ冷房機設置金の支給というのがこの8月に実施されました。生活保護の給付で冷房機の設置支給金が実現するという流れが今生まれています。異常気象もあって、当然の要求となりつつありますが、生活保護であっても、言い方があれですが、生活保護者がエアコンの設置を受けられるということになります。村の村営住宅でエアコンの設置がないという居住者もいますし、この村営住宅でも生活保護受給者が暮らしております。村営住宅でエアコンの設置について、生活保護との関係でも実施すべきではないかと考えますが、村の見解をお聞きします。 175 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 176 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えします。  昨今の猛暑によりまして、熱中症が室内でも発生しているという現状を国の方も捉えております。平成30年6月27日付の厚生労働省社会援護局保護課長通知で、生活保護法による保護の実施要領の取り扱いについての一部改正がございまして、平成30年7月1日以降の新規の保護決定を受けた者、あるいは長期の入院等で帰宅した場合にエアコンが必要とされる場合は、先ほど話がありました村営住宅を含めまして、賃貸であっても5万円の範囲内で設置費用の支給を受けることができることとなりました。ただし、適用日7月1日以前から保護を受けている世帯については、これまでの生活費の中でやりくりしていただくこととなります。  以上であります。 177 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 178 ◯15番【関 克也君】 ありがとうございます。今あった答弁も含めて、現状で生活保護受給者が入院等で帰宅した場合ということも含めて、改善されてきているということですので、そういうことを説明して、進めていっていただきたいということを申し上げて、終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 179 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は13時といたします。               午前11時42分 休憩               午後 1時00分 再開 180 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。5番塩谷君。              [5番 塩谷法道君 登壇] 181 ◯5番【塩谷法道君】 日本共産党の塩谷法道です。議長の許可を得ましたので、質問いたします。  質問に入る前に一言申し述べます。台風21号が近畿地方を通過して1週間が過ぎました。その前の連続豪雨、台風によっても各地で激甚な被害を発生しました。また、直近の北海道胆振大地震では多数の死者を出すなど、この間の災害によって多くの犠牲者が出て、甚大な被害が発生しました。  亡くなられた方に対し、心からの哀悼の言葉をささげます。また、被害に遭われた方々に対して、心からお見舞い申し上げます。  さて、第1問は、旧長生技術専門校跡地の活用についてであります。最初に、よく整備され、木立に囲まれた広い技術専門校跡地は、子育てに適した良好な住宅公園団地として開発すべきだということを提案いたします。当地は周りが宅地であり、すぐ裏手には八積保育所があります。また、近くには八積小学校と学童保育施設があります。この地にたとえひどくないとはいえ、騒音やさまざまな公害のおそれがある工場を誘致することは慎重にならざるを得ません。近隣住民の方々の御意見をお聞きしましても、工場誘致に賛成意見は得られませんでした。  もとより、工場誘致によって、労働需要、就労機会増を目指すということを否定するものではありません。しかし、工場は公害の発生、騒音、その他さまざまな課題がありますから、都市計画等においては、工業団地を設けることなどとしており、当村でも立派な工場団地があり、有効に機能しているわけであります。工場を誘致すると言うのなら、工場団地やその近辺にすべきであります。また、用地の売却は城之内開発の苦い教訓に照らしても、転売の危険性など問題が多く、不適切であり、よほど慎重であるべきと考えます。  そこで、私の提案は当該専門校跡地には子育てに適した良好な住宅公園団地をつくるべきと考えますが、村長の見解をお伺いします。  次に、我が党は過去10年余にわたって、毎年の予算要求で公営住宅建設を要求してまいりました。ちなみに、昨年12月25日に小高村長に申し入れた2018年度予算編成についての要望書では、第30項目めに県営住宅の建設を県に要求し、村営住宅の増設を行うなど、低家賃の住宅を確保すること。子育て支援の住宅政策として、子育て世帯の家賃補助を充実することと要望しているのであります。働く若者を呼び込むためには低家賃で良質な住宅の提供が必要であります。  そこで、当該跡地に県営住宅を誘致することを求めるものであります。県営住宅がないという市町村はわずかであり、村の発展のために、そして村民に良質の住宅を保証するという観点から、村として全力を挙げて取り組むべきと考えますが、村長の見解をただします。併せて、当該跡地に村営住宅を建設すべきであります。小規模でもいいから、県営住宅と村営住宅を配置して、緑多い公園緑地と一体となった住宅公園団地として開発すべきであります。  また、現在の村営住宅は大変古くなっており、建てかえが必要だと考えますが、重ねて村長の見解をただします。  第2問は、小中学校の普通教室以外の特別教室への冷暖房設備の設置の問題です。異常気象のこれからの時代、特別教室へのエアコン設置は急務であります。この7月19日午前中に同僚の関議員とともに、長生中学校と一松小学校を視察させていただきました。教育委員会、並びに両学校の校長先生、教頭先生には大変な御苦労をおかけしましたが、御協力のおかげで大変有意義な視察となりました。この場をおかりして、御礼を申し上げます。時間の関係で八積小学校と高根小学校にはまだ伺っていませんが、いずれお願いしたいと考えております。  さて、視察した際に、先生の許可を得まして、生徒のTシャツに触れさせていただきましたが、Tシャツは水に浸したように汗でびっしょりでした。また、御意見を伺ったところ、例えば「音楽の授業のとき、楽器演奏では汗でうまく演奏できない」と言っておられました。想像するに、火を使うこともある科学実験や工作、技術家庭科の授業、そして絵画や保健の授業でも、より一層不都合が多いと思われます。特別教室への冷暖房設備の設置は急務と考えますが、村の見解をただします。  さらに、体育館の冷暖房も必要です。今夏の猛暑のもとで、7月に校外活動に参加した愛知県豊田市の小学1年生の6歳の男の子が熱中症で亡くなるという悲しい事件がありました。子ども達の命と健康を守るということは最も大切なことです。また、体育館は児童達の授業中の体調管理のためはもとより、災害時の避難場所としても必要なことであります。体育館にも早期にエアコン設備を整えるべきと考えますが、村の考えをただします。  第3問は、休耕地の活用として、ヒマワリの栽培を奨励してはどうかという提案です。現在、休耕地を活用したながいき村の特産化を目指すソバの栽培やネギやアイガモ米、イチジク、オリーブの栽培など、さまざまな試みに取り組まれております。これらの取り組みは農業を主要産業とする長生村にとって、将来を見据えた大切な試みです。そして、荒れ放題の休耕地を減らして有効活用し、これを観光資源としても計画性を持って発展させていくことは長生村にふさわしい事業です。また、当村では、花いっぱい運動やあじさい公園、あじさい道路、鵜沼堰や大関の周辺の桜並木など、有志の方々による美しい村づくりの運動が広まりつつあります。  ヒマワリは全国各地で遊休地を活用した観光振興を図るとして取り組まれています。大きく華やかで、輝く太陽のようなヒマワリの花はまさにながいき村にふさわしい花であり、ハマヒルガオと並ぶ長生村の花と言えましょう。その上、ヒマワリ油の採取まで研究開発を進めれば、これは長生村の特産物、健康食品として売り出すことも可能と考えますが、村の考えをお聞きします。  第4は、核兵器の禁止と原子力発電の廃止の問題です。最初に、核兵器禁止条約の問題です。今、世界には1万4,000発を超える核兵器が存在すると言われています。核兵器が一たび使われたら壊滅的な事態に陥るとして、昨年7月、核兵器禁止条約が国連で採択されました。日本は参加していませんが、被爆者を初め、国民の多くが被爆国として批准すべきと考えているのですが、村長はどう考えていますか。  次に、東海村第二原発が11月に再稼働すると言われていますが、再稼働は認められないと主張すべきであります。長生村は110から120キロ圏内であり、事故が起きれば甚大な被害が予測されます。原発は人類と相入れない施設であり、即時全廃すべきであります。水戸市など、緊急時保護措置区域、UPZ圏内の自治体は反対表明しており、政府関係機関への意見書も提出しております。住民の命と暮らしに責任を負う村長として、再稼働反対を表明すべきですが、村長の見解をただします。  以上で1回目の質問を終わります。 182 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 183 ◯村長【小高陽一君】 5番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  なお、質問事項2については、教育長から答弁させます。  質問事項1、職業訓練校跡地の活用についての1点目、よく整備された木立に囲まれた広い訓練校跡地は子育てに適した良好な住宅公園団地として開発すべきですとの御質問ですが、村は旧長生技術専門校跡地の土地と付随する建物全てを平成24年3月に取得し、病院の誘致を第一に検討、協議を重ねてまいりましたが、全国的な医師不足の中、成果を生むことができませんでした。その後、千葉県の遊休地情報に登録するなど、病院誘致に限らず、福祉施設等を含む企業誘致を進めており、平成29年11月に横浜市にある企業が進出意向を表明いたしました。千葉県企業立地課の仲介のもと、当該企業と協議を開始したところ、村にとっては有益であると判断し、議員の皆様には本年の2月と6月会議における執行部からの報告事項として、概要を説明させていただいたところであります。当該地は、まとまりのある貴重な村有財産でありますので、今後も村として総合的かつ有効な活用を検討してまいります。  2点目、働く若者を呼び込むためには低家賃で良質な住宅が必要です。県営住宅の誘致に全力を挙げて取り組むべきですとの御質問ですが、県営住宅のない市町村は県内21市町村あり、長生郡市内では茂原市と一宮町以外はなく、県営住宅が少ない地域であることは認識しております。千葉県では、第3次住生活基本計画に基づき、住宅施策に取り組んでいるところでございますが、広域的な需要への対応をとっており、公営住宅を補完するための民間賃貸住宅や空き家の活用を検討、推進しているところでございます。村におきましても、県の計画に沿って住宅施策を進めてまいります。  3点目、村営住宅は建てかえが必要です。村営住宅を建設するべきですとの御質問ですが、議員のおっしゃるとおり、村営住宅は老朽化が進んでおり、現在の住民ニーズに対応できる公的賃貸住宅とは思っておりません。しかしながら、本地域は賃貸住宅を含めた空き家率が多いため、現在のところ、村営住宅の建てかえは考えておりません。  質問事項3、ヒマワリ栽培の普及についてとの御質問ですが、休耕地は農村景観の悪化、農作物の大敵である病害虫の温床、有害鳥獣のすみか及びごみの不法投棄の場になりかねないことから、耕作放棄地の解消は急務であると考えております。村内では地域の有志である農事組合法人ながいき集落営農組合により、耕作放棄地であった畑を利用し、ソバの栽培が行われております。また、オーナー制度を取り入れ、生産者との交流も図られております。休耕地へのヒマワリの栽培につきましては、既に取り組んでいる団体等があるようですので、村でも実施したい個人、団体等があれば、積極的に支援したいと考えております。  質問事項4、核兵器、原発問題についての1点目、核兵器禁止条約が国連で締結され、被爆者を初め、国民の多くが被爆国として批准すべきと考えているが、村長はどう考えているかとの御質問ですが、世界唯一の被爆国である日本にとって核兵器廃絶は国民のほとんどの人の願いであり、また国連で採択された核兵器禁止条約も世界各国の願いであります。しかし、世界のルールを決定する国連常任理事国全てが核保有国であること、人種や宗教の違いにより、世界からまだまだ紛争がなくならないことやその解決策として武力が使われていることを考えますと、条約の実効性には疑問を感じるところであります。  2点目、東海第二原発が再稼働すると言われているが、再稼働は認められないと主張すべきではないかとの御質問ですが、原子力発電所の再稼働に対し、私の権限の及ぶところではございませんが、日本の電力事情や高どまりしている電力料金を考えると、現時点ではある程度の原子力発電はやむを得ないと考えております。  以上で塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 184 ◯議長【矢部眞男君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 185 ◯教育長【木島晃一君】 5番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  質問事項2、小中学校の普通教室以外の特別教室等への冷暖房設備の設置についての1点目、異常気象のこれからの時代、特別教室へのエアコン設置は急務であるとの御質問ですが、午前中の石井議員の御質問でもお答えいたしましたが、空調設備の設置については、本村は他市町に先立って、中学校では平成23年、小学校には平成27年にそれぞれ設置しておりますが、特別教室への設置しておりません。御質問の件につきましては、今後少子化で児童生徒数が減少しますので、空き教室を活用できないか、検討しております。  2点目、体育館の冷暖房も授業中の体調管理はもとより、災害時の避難場所として必要ではないかとの御質問ですが、夏の体育の授業はプールでの水泳を行っておりますので、学校からの要望は特に聞いておりません。  また、避難場所としての考えとしましては、一次避難場所としてどうしても暑さをしのげないなどやむを得ない場合は、普通教室を活用できるのではないかと考えております。  以上で塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 186 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。5番塩谷君。 187 ◯5番【塩谷法道君】 長生技術専門校跡地は千葉県が同校廃止を決定し、当村に通告してたとき以来、当議会の先輩議員諸君の奮闘と村当局の粘り強い対県交渉によって、更地無償返還というわけにはまいりませんでしたが、事実上の無償返還に近い形で取得できたと承知しています。その貴重な村の財産をどのように活用するかは村民にとって重大な関心事でありました。だからこそ、村長も重点公約の1つとして病院の誘致を掲げたのではありませんか。医師不足の今日、病院建設は並大抵のことではないと私も村民の皆さんも考えていましたが、それでも多くの村民が期待を寄せていたのであります。なぜ簡単に諦めたのですか。なぜ粘り強く努力をしなかったのですか。 188 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 189 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  簡単に諦めたと言われましたが、長生病院の移転や病院を活用したいという情報があれば、みずからその場に赴き、交渉いたしました。議員も御承知のとおり、全国的な医師や看護師不足、そして誘致する際の建物撤去費用及び病院建設費の補助など、多額の金額を求められることが判明したところであります。地元医師会からも病院誘致は難しいと言われており、老人福祉施設の誘致など、門戸を広げて取り組んできたところであります。 190 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 191 ◯5番【塩谷法道君】 この問題は矢部議員も何回も、あるいはさまざまな議員が取り上げてきたと思いますけれども、いずれにしても病院誘致を諦めた後、千葉県の遊休地情報に登録するなどという、貴重な村民の財産の活用を考える上で最もまずいと思われる手法をなぜとられたのですか。そもそも遊休地とは何事ですか。残された施設の活用とか、少なくとも村民の皆さんが自由に利用できる公園として維持しつつ、当議会の皆さんの知恵をかりたり、また村民の皆さんに知恵を出してもらう工夫をなぜしなかったのですか。村民の貴重な財産を売却処分することは到底認められるものではありません。  千葉県の遊休地情報への登録は直ちに撤回し、当議会並びに村民の皆さんと一致協力して、もっともっと有効な活用を考えていくことを提案しますが、そういう考えはありませんか。 192 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 193 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えをいたします。  まず、村としては県から説明があった後から当該敷地の有効活用にして協議をしてまいりました。その利用方法が決定されるまでの間は、グランドゴルフの貸し出しなど、住民が利用できるよう活用してまいりました。  先ほど、村長答弁のとおり、病院誘致を第一に検討してまいりましたが、門戸を広げて、有効活用を図るべく遊休地情報へ登録したものでございます。それで、次の売却が認められないと、有効活用すべきだという御質問に対しましては、当然、議会や住民の皆さんに理解を得なければならないと考えているところでございます。そのような中で売却が有益であると判断されるならば、売却も選択肢の1つであろうと考えております。  以上です。 194 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。
    195 ◯5番【塩谷法道君】 企画財産課、まちづくり課、産業課、下水環境課など、関係部局が専門校跡地活用委員会のようなきちんとした推進体制をつくって、進めることを提案します。ぜひ御検討いただきたいと思います。答弁を求めます。 196 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 197 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  当然、4万平米を超える土地でございますので、関係各課での横断的な協議、検討は必要であろうと考えております。  以上です。 198 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 199 ◯5番【塩谷法道君】 さて、私の提案ですけれども、良質な住宅公園団地であります。県営住宅の誘致を求めた質問に対する答弁は、公営住宅を補完するための民間賃貸住宅や空き家の活用を検討、推進という県の方針に従うと言っていますが、そんなことでいいのですか。  住生活基本法第7条において、地方公共団体は国とともに住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策を策定し、実施するなどと規定されております。また、公営住宅法第3条や住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律第3条では、低額所得者の住宅不足を緩和するため必要があると認めるときは、公営住宅を供給する、また住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進を図るため、必要な措置を講ずるよう努めると規定されています。公営住宅を建設しない理由として、よく民間借家と競合するなどという言いわけがされますけれども、憲法第25条や、あるいは住生活基本法、公営住宅法の精神をないがしろにする姿勢と言わなければなりません。  改めて、千葉県に対して県営住宅の建設を要求することと村営住宅の建設を検討することを要求いたします。村長の答弁を求めます。 200 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 201 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  議員のおっしゃることは理解できますが、第1答弁でお答えしたとおり、村営住宅の建設は考えておりません。県営住宅についても、人口減少社会に突入した現在、本地域、本村での建設はないと考えております。  以上です。 202 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 203 ◯5番【塩谷法道君】 それでは、村営住宅の建設ないし建てかえ改修について質問します。1回目の質問に対する答弁は空き家率が多いため、建てかえは考えていないとのことですが、先ほど来の公営住宅の理念に関する質問で明らかにしたように、低家賃で良質な公営住宅の提供、これは村の義務ではありませんか。仮に一歩譲って、建設が無理ならば、最低限現在の村営住宅の改修は必要だと思います。県の公営住宅の供給方針などを見ても、老朽化しつつある昭和40年代後半から昭和50年代に建設された耐火構造の住宅ストックに対応するため、適切な修繕、改築の実施を促進しますとしております。  また、ストックの建てかえ、改善に係る公営住宅等長寿命化計画等に基づき、公営住宅整備事業等を推進することとされていますが、村としての対応について、ただします。 204 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 205 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 お答えをさせていただきます。  まず、1点目の低家賃で良好な公営住宅の提供は村の義務ではありませんかという御質問でございますが、公営住宅法第3条では、地方公共団体は、常にその地区内の住宅事情に留意し、低額所得者の住宅不足を緩和するため必要があると認められるときは、公営住宅の供給を行わなければならないとされております。また、同法第2条第2項では、公営住宅とは地方公共団体が建設、買い取り、または借り上げを行い、低所得者に賃借または転借するための住宅及びその附帯施設で、この法律の規定による国の補助に係るものというとされております。このことから、公営住宅の建てかえによる提供が必ずしも義務であるとは考えておりません。  なお、公営住宅制度につきましては、住宅施策における1つの指標であると捉えております。また、現在の村営住宅の改修につきましては、村といたしましては、第5次長生村総合計画後期基本計画におきまして、村営住宅の長寿命化に資するよう適切な修繕を行うこととしております。  以上です。 206 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 207 ◯5番【塩谷法道君】 県営住宅の誘致や村営住宅の新設はなかなか積極的な答弁がありませんけれども、村営住宅をもっと安全で快適にし、きれいに改修することを求めますが、その決意があるやなしや、村の考えをただします。 208 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 209 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、長寿命化に資するよう適切な修繕に努めてまいります。  以上です。 210 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 211 ◯5番【塩谷法道君】 それでは次の質問に移ります。  文部科学省の熱中症事件に関する報告を見てみますと、学校管理下における熱中症に対して医療費が支給された件数について報告をされております。平成27年度、小学校348件、中学校1,869件、28年度、小学校451件、中学校1,992件、29年度、408件、中学校2,038件、高校生は中学よりもおよそ300名ほど上回っております。毎年相当数の児童生徒が熱中症になっているようですが、今年度はより多くの生徒が熱中症になると思われます。答弁では、児童生徒数が減少するので、普通教室の空き教室を活用できないか検討するということでしたが、そんな対応では根本的解決にはなりません。なぜなら、火を使ったり、大きな音を出したり、機械の運転音などが生ずるからこそ特別教室を設置しているわけですから、仮に中学校の3階に空き教室ができたといっても、そこを特別教室にするのはかなりの改造が必要となります。そんなことを考えるのではなくて、今の特別教室に設置することを考えてください。見解を求めます。 212 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 213 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  今後6年で中学校の生徒が約2割減少することが予想されております。そういったこともありますので、今後議員のおっしゃるとおり、教育環境や費用面等について調査、検討していきたいと考えております。  以上です。 214 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 215 ◯5番【塩谷法道君】 ちょっと確認しますけれども、安易に3階があいたからといって、そこで移すことはしないということですね。 216 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 217 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 3階に移すことも含めまして、今後調査、検討したいと考えております。  以上です。 218 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 219 ◯5番【塩谷法道君】 現在の中学校の第2校舎は築年が55年を経過しており、村内の公共建物で一番古いと聞いております。仮に第2校舎の建てかえを考えているのならば、話は別でございます。私は特別教室については、抜本的改築が必要と考えています。音楽室は相当の広さと高さを備え、防音調湿された教室にすべきであります。化学室や調理室、技術工作室も一定の防音、防火設備を備えた教室にすべきであります。そのようなことを考えたときにはむしろ建てかえを考えた方が合理的と思われますが、当局の見解を求めます。 220 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 221 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 先ほど答弁したとおり、教育環境、費用面等、総合的な判断しまして、調査、検討していきたいと考えております。 222 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 223 ◯5番【塩谷法道君】 55年を経た今の第2校舎を建てかえを含めて検討するということはいかがでしょうか。 224 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 225 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 それも含めて検討していきたいと考えております。 226 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 227 ◯5番【塩谷法道君】 次に、体育館のエアコン設置の問題です。答弁では避難者が暑さをしのげないときには普通教室を活用することも考えるとのことですが、少し安易過ぎると思います。しかし、この点は災害対策として、後日再検討したいと思います。  なお、児童生徒の学習の場でもあります体育館のエアコン設置については、すぐにとはいかないまでも検討課題とすべきでありますが、当局の見解を求めて、この問題での質問を終わります。 228 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 229 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 全国的に体育館のエアコン設置率はかなり低いと認識しております。今後、他の自治体等の設置状況などを調査していきたいと考えております。  以上です。 230 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 231 ◯5番【塩谷法道君】 それでは、3番目のヒマワリの栽培奨励について、2回目の質問に入ります。この質問の眼目は、先ほどの答弁にもありましたように、耕作放棄地、あるいは休耕地、遊休農地、荒廃農地など、さまざまな呼び方があるようですけれども、こういった土地を有効に活用して、農業を基幹産業とした長生村をしっかりと支えていくということです。  そこで、耕作放棄地の実態を把握するために、まず最初に農家戸数の変遷を見てみたいと思います。全国統計である農業センサスによれば、昭和35年、1960年、農家戸数は605万7,000戸、うち専業農家207万8,000戸、第1種兼業農家203万6,000戸、第2種兼業農家194万2,000戸です。これが昭和60年、1985年になると、全体で437万6,000戸、専業が62万6,000戸、第1種兼業が77万5,000戸、第2種兼業が297万5,000戸となり、戸数で38.4%減、専業農家と第1種兼業農家が3分の1以下に激減し、第2種兼業農家が増加しています。さらに20年後の平成17年、2005年にはほぼ半減し、全体で284万8,000戸、専業が44万3,000戸、第1種兼業が30万8,000戸、第2種兼業が121万2,000戸とほぼ半減しております。  当村における推移はどうなっているでしょうか。 232 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 233 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  なお、データにつきましては、昭和45年からのデータとなっておりますので、御了承いただきたいと思います。  昭和45年の農家戸数につきましては1,318戸、うち専業農家は164戸、第1種兼業農家は636戸、第2種兼業農家は518戸です。昭和60年の農家戸数につきましては1,075戸、うち専業農家は123戸、第1種兼業農家は179戸、第2種兼業農家は773戸です。平成17年の農家戸数は596戸、うち専業農家は92戸、第1種兼業農家は223戸、第2種兼業農家は281戸です。平成27年の農家戸数は377戸、うち専業農家は52戸、第1種兼業農家は92戸、第2種兼業農家は223戸となっております。  以上です。 234 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 235 ◯5番【塩谷法道君】 今のお話ですと、農家戸数はここ10年でおよそ4割減っているということであります。答弁にありましたように、当村においても同様の農家戸数の激減は明らかです。それでは、全国の耕地面積の推移を見てみますと、1960年が607万ヘクタール、1985年が538万ヘクタール、2005年が469万ヘクタールとなっています。農家戸数が半減したのに比べると約3割の減にとどまっています。  当村における耕地面積の推移、並びに実態を報告してください。 236 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 237 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えさせていただきます。  農地面積でございますが、昭和45年が1,415ヘクタール、昭和60年が1,220ヘクタール、平成17年が909ヘクタール、平成27年が831ヘクタールでございます。  以上です。 238 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 239 ◯5番【塩谷法道君】 答弁にありましたように、当村においては、この10年間で農家戸数の減少は約4割、耕地面積の減少は約1割、これらのことから推測できるのは、農地耕作地の集約化が進んでいることと、一方で耕作放棄地が増加していると推測されます。2015年センサスによれば、当村における耕作放棄地は田んぼ47ヘクタール、畑47ヘクタール、合計94ヘクタールとなっています。全体の営農耕作地が放棄地を含んで831ヘクタールですから、1割強が耕作放棄地ということになっています。  村としては、このような耕作放棄地に対する対策をどのように考えているのか、実態の把握と今後の対策について答弁を求めます。 240 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 241 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えさせていただきます。  まず、耕作放棄地の把握についてでございますが、農地利用最適化推進員にお願いし、実態の把握や地権者等の話し合いにより、今後の意向調査をしております。また、今後の対策としましては、第1答弁でもありましたが、地域の有志で組織するながいき集落営農組合により、ソバの栽培や農地中間管理機構と連携し、担い手への農地の集積、新規参入の促進を行い、農地利用の最適化を推進していきたいと考えております。  以上です。 242 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 243 ◯5番【塩谷法道君】 国の多面的機能支払交付金などの活用、さらに若者の農業従事者の獲得のための就農援助制度などが取り組まれております。これらの取り組みの概要と当村における実績を報告してください。 244 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 245 ◯産業課長【芝崎信幸君】 まず、多面的機能支払交付金を利用して活動している団体につきましては20団体ございます。また、農業経営が安定するまでの5年間の45歳まで新規就農者に対して支給する農業次世代人材投資資金を活用している個人につきましては2人おります。  以上です。 246 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 247 ◯5番【塩谷法道君】 私は8月に日本共産党の長生郡市議員団の一員として、新潟、茨城などの学校給食や農産物加工の栽培、搾油の取り組みを視察してまいりました。最も関心を寄せられたのはヒマワリの搾油、販売の活動でした。また、小規模ではありますけれども、取手市にあるNPO法人バイオライフの活動は注目すべきであります。菜種、ヒマワリなど、油糧作物を栽培し、植物油を生産することを中心にその油かすを肥料や飼料に、花の開花時には養蜂も。油は食するだけでなく、それから洗剤を製造したり、バイオディーゼル燃料を精製したりと、大変遠大な目標を持って活動しております。特に注目したのは、ヒマワリの搾油です。熱を加えない搾油によって、黄金色の美しい油が採取でき、しかも他の菜種油やオリーブオイルと違った良質な不飽和脂肪酸を多く含んでいるヒマワリ油は健康食品としても注目されるとの研究成果を得ているとのことでした。  意欲ある農業法人やNPO法人を立ち上げられるよう、私も努力したいと考えていますが、村としてはぜひ積極的に取り組んでいただきたい。ヒマワリの栽培、搾油の活動は採算ベースに乗せるには容易ではないと思われますが、花の栽培と花の観賞、地域によっては迷路遊びなどで観光事業としているところもあります。  そして、花の種の収穫、これは人手のかかる作業ですから、ボランティアや子ども達の参加を得てやることが体験学習としてもおもしろいと言われております。さらに、搾油工程が極めて原始的、単純であるだけに原料から製品への過程がよくわかるので、とても勉強になります。そして、自分達でつくった油が美しいだけでなく、さまざまな料理や用途に使えるというのですから、一石二鳥も三鳥もということになります。軌道に乗せられるならば、きっとすばらしい特産品になるものと思われます。  何とか耕作放棄地再生事業や特産品加工販売支援事業など、あらゆる支援事業の活用とともに、具体的な直接指導も含めて、村としての支援事業を行っていく価値がある事業と思いますが、村としての展望を伺います。 248 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 249 ◯産業課長【芝崎信幸君】 こちらも第1答弁でお答えしたとおり、ヒマワリの栽培等、意欲のある方々には積極的に支援してまいりたいと考えております。  以上です。 250 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 251 ◯5番【塩谷法道君】 それでは最後に、4番目の核兵器禁止条約に関する2回目の質問を行います。村長は核兵器禁止条約が世界各国の願いであると述べられましたが、国連常任理事国全てが核保有国であること、紛争解決に武力が使われていることなどから、条約の実効性に疑問を持つとも述べられました。これらは従来からの核抑止論によって立つ議論であって、絶対平和主義を掲げる日本国憲法を持つ国として、また唯一の被爆国として、国民の願う立場とは相入れないのではないでしょうか。  村長は今年の広島、長崎の平和式典における広島市長、長崎市長の平和宣言を読まれたことと思いますが、どのように受けとめられたか、所感をお聞かせください。 252 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 253 ◯村長【小高陽一君】 塩谷議員から勧められた資料が20ページ以上ございますけれども、細かいところまで全部読み切らなくて、申しわけございませんが、私も従来から述べておりますように、平和を愛する一人でありますし、世界中からある日突然武器がなくなればこんなにいいことはないだろうと思っておりますが、第1答弁で申し上げましたとおり、残念ながら人種や宗教の違いによって、各地で紛争が起きている。そして、それを防ぐ手段として、武力が使われる。あるいは、北朝鮮問題、中国の核に対抗するために日米安保条約がある。そうしたことで均衡が保たれていることは事実でございますので、必要悪だとは申しません。なくなればなくなった方がいいとは私自身も思いますけれども、今現在の日本の繁栄や、そして世界での日本の立場を今保っているのもその武器がある1つの理由になっているんではないかなと、このような見解を持っております。 254 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 255 ◯5番【塩谷法道君】 この広島、長崎、どちらの式典においても、安倍総理は核兵器禁止条約には一言も触れませんでしたが、両市長は総理の面前で堂々と条約に加盟することを要求いたしました。また、昨年、条約が採択された7月7日の直後に行われた、恒例となっていた長崎原爆の日の8月9日、長崎被爆者5団体と政府との面会で要望書を手渡した長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長の川野浩一さんが、77歳ですけれども、直接、安倍晋三首相に「どこの国の総理ですか」と問い詰め、「被爆者の願いがようやく実り、核兵器禁止条約ができたことを心から喜んでいる。私達をあなたは見捨てるのですか」と詰問したそうであります。唯一の被爆国でありながら、国連の会議の議論にすら参加しなかったことへの怒りでした。平和首長会議に参加しており、中学生を広島平和式典に参加させるというすばらしい施策を行った村長として、堂々と核兵器禁止条約に加盟せよと主張することを期待して、次に進みます。  東海第二原発再稼働の問題です。原子力発電はやむを得ないとの答弁でしたが、福島第一原発のあの爆発事故をどう捉えているのでしょうか。御答弁、お願いします。 256 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 257 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  福島第一原発は未曽有の大津波に襲われまして、事故を起こしたという経緯だと思いますけれども、まさしくああいう事故が起ころうとは考えてなかったというところから、今、その後掘り起こされて、原発が本当に必要だったのか、そういった声まで議論になっていると私も思っております。ただし、何度も申し上げましたが、日本の電力事情の中で原発が果たした役割も、私は、やっぱり理解しなければならない。そして、今現在日本で、この間資料をいただきましたら、原発が稼働しているのは、日本の電力の中で2.8%だと聞きましたので、これがただ2.8%であっても、やはり必要な電力でございまして、これをカバーするためには、さらに石炭や他の発電所を設置しなければならない。そういった意味では、私は最小限かなと思っておりますので、少しは必要ではないかという答弁をさせていただきました。
    258 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 259 ◯5番【塩谷法道君】 私、これ、福島第一原発の事故の後、学者の皆さんがずっと全国を放射能を調べて歩いた地図ですけれども、本当に全国至るところに放射能がまき散らされておると。しかも、これは100キロ圏内に限らず、風向きによってはとんでもないところにまで大量の放射能が降っているわけです。そして、昨日の請願の説明でも言いましたけれども、いまだに福島の人達は5万人以上がまだ帰れないでおるわけですね。立派な家を建てたばかりの人でも、そこを空き家にして帰ることができない、そういう実態があるわけです。  それから、昨日もお話ししましたけれども、チェリノブイリ事故はもう既に32年たっておりますけれども、これでも5万5,000人の死亡者が作業員の中から出ております。それから、小児の甲状腺被害も今、本当に10万単位で出ているんです。先ほど言いましたように、日本でも100人の甲状腺がんが認定されました。これは年がたつほど増える、そういう仕組みになっているんです。これが放射能ですね。  そういうことを考えると、ぜひ、私は、先ほど村長は私の権限の及ぶところではございませんなどというふうにお答えになりましたけれども、厳しいことで言うなら、そんな気楽なことを言っていていいのですかということになります。なぜなら、事故が起こったらどうするのですか。あなたは6月議会で村民の命と福祉を守ることを心がける、そういうふうに憲法に関しての質問で答弁されました。爆発したら責任をとるとでも言うのですか。これを恐れるからこそ、水戸市を初め、茨城県内、また千葉県の近隣自治体では保守も革新もなく、再稼働を認めるなという意見書を上げているではありませんか。  住民の命と財産を守るということは、そういう態度を示し、行動することではないでしょうか。改めて再稼働に反対し、廃炉を要求するよう求めますけれども、いかがでしょうか。 260 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 261 ◯村長【小高陽一君】 事故は原発だけでなく、例えば私のうちの目の前を通るJRが脱線する可能性もありますし、それを考えると何も誘致もできない、この世で住めるところなど、なくなってしまうと私は思います。今のところ、最低限必要な原発が稼働するのは仕方がないというのが、先ほど申し上げている私の意見でございます。 262 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 263 ◯5番【塩谷法道君】 今の御答弁を聞くと、まさに、やっぱり原発被害の恐ろしさを理解していないと思うんです。全く違うんです。台風の被害、水害の被害、あるいは列車の被害、これはそのときの被害、それがまさにそれで終わるわけです。ところが、原発の被害というのは被曝をして、何十年もずっと被害が及ぶわけです。まるっきり違うんですよ。だから、私が昨日も言いましたけれども、原発と人類が共存することは相入れない、こういうふうに言っておられるんです。  ですから、例えば一番いい例が小泉純一郎元首相も、今、原発ゼロの運動をやっております。彼はこういうふうに言っています。「人間は考えが変わる。かつて原発を推進してきたのは間違いだった。過ちは改めなければならない」、こういうふうに強調しております。そして、「原発が安全でコストが一番安いという主張は明白なうそだった。原発ゼロはやればできるし、できるだけ早くやった方が日本のためにいい。また、経団連は原発は必要だと言うだろうけれども、それに引きずられるのは悲しいことだ」、こうまで言っております。自民党の今、党員ですし、元総理ですよ。この人は原発を推進していたわけです。当時、我が党は厳しく対決しておりましたけれども。その人でさえ、福島の事故の事実を見て、そして原発について勉強する、そういう中で人間は変わるんだということで、今、原発反対の先頭に立っているわけです。  彼が顧問をしている原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟というのがあります。原自連といっていますけれども、正式名称は「全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の促進に関する基本法案」というのを提起して、そして前の国会で野党4党ですね、立憲民主党と共産党、そして社民党、それから自由党、これらの党に働きかけて、共同提案で原発廃止、エネルギー転換を実現するための改革基本法案を提出したわけです。ところが、これが自公政権によって、全く審議もされないまま継続扱いになっているんですけど。  このように、原発事故というものの本当の恐ろしさを、やっぱり勉強しないといかんと思うんですよ。人間いつまでも死ぬまで勉強だと私も思っておりますけれども、我々も含めて、一生懸命ちょっと勉強してみて、きちっとした対応をしていくようにしましょうよ。現実に茨城県では本当に自民党の方々も含めて、厳しい意見書を提出したりしているんですよ。だから、やっぱりそれを学んでいかなきゃいけないことだと思います。人間というのは、やっぱり勉強すれば、真実を知れば、それはきちっと正しい判断ができるようになるということをお訴えしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。 264 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君の一般質問を終了します。  以上で通告のあった一般質問を全て終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は14時25分といたします。                午後1時56分 休憩                午後2時27分 再開 265 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。      ─────────────────────────────  日程第2、議案第36号 長生村公共下水道事業計画変更についてから、日程第9、議案第43号 平成30年度長生村介護保険特別会計補正予算(第1号)まで、質疑、討論、採決を順次行います。  議案第36号 長生村公共下水道事業計画変更について、質疑を行います。14番中村君。 266 ◯14番【中村秀美君】 これは計画を5年延長するということなんですが、担当課としては非常に御苦労されていると思うんですが、村の財政的な事情で延長するのは、今回いたし方ないということだと思うんですけども、かつて下水道の整備は大幅に遅れて、じゃ、年間3億円程度の工事費は組んで、一定の整備を進めていかないと周りにも影響を与えますよということで、その工事費は大体年間3億円程度組んでもらって、進めてきたんですけども。その後、施設の老朽化も進んで、長寿命化ですとか、いろんな措置を講じながら、何とか今やっている中で、やっとこれから人口密度も高い地域に入っていくという中で、また工事が遅れてきて、実際に住民の皆さんから聞かれているのがいつ自分のところに公共下水道が入ってくるのかな。計画に入っておりますと、合併浄化槽の補助金もおりないわけで、その設備の更新ができない。そのまま5年、10年と待たされていくというようなのが現状で、村として、これは下水道の整備を、やっとこれから人口密度の高い地域を整備するに当たって、本当は優先的に考えるべきなんでしょうけども、村長の自分のやりたい事業もおありでしょうし、この辺の考えをちょっと教えていただきたいと思うんですね。  これは遅れていくことは、やっぱり住民の皆さんには周知してあげませんと非常に困る。新しい家を建てようする場合に、果たしてその下水道が来るのかどうかというのもわからないと家も建てられないというような中で、実際に不動産業者さんの中では下水道の整備が遅れているために成約に至らず、土地の売買が流れてしまったというような話も聞いておりますので、担当課の御苦労を考えますと、まず村の方針として、下水道整備を今後どのように進めていくかというのは、きちんと方針を示すべきだと思うんですね。その時々の財政状況で延伸するとかということではなくて、ちょっとその辺の考えをお伺いしたいと思います。 267 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 268 ◯村長【小高陽一君】 担当課からある程度の説明は聞いていることと思われますけれども、議員のおっしゃることも私は理解しているつもりです。ただ、御心配いただいているように、村の財政も大変逼迫しておりまして、下水道特別会計に相当の金額を入れておりますので、今おっしゃったように、これからの人口密集地帯に入っていく中で、八積駅周辺を一度意向調査をしまして、待っている方達の意見もいただきましたので、まずあの周辺を整備して、それから先、今度どうするかはもうしばらく時間をいただいて、考えたいと思っております。  私の本当にこの場の本心は、一度少し休まないとこのまま借金が増え続けていいのかなという気持ちもちょっと持っております。 269 ◯議長【矢部眞男君】 14番中村君。 270 ◯14番【中村秀美君】 これはもう実際に既に下水道を供用開始しちゃっているところはもう今さら合併浄化槽には戻れないわけで、かねてから問題になっておりますのが、下水道の料金の改定、これは供用開始から10年を経過すれば、その見直しをしなきゃいけないというのが法の定めであって、これを歴代の担当課長に私がお願いしておりましたのは、下水道の使用料は水道料金の70%に抑えておいてもらっているのは、これは当時、合併浄化槽のメンテナンスを法令上やった場合に上水道の大体70%でおさまるというようなことから、下水道の料金を上水道の70%ということで現在進めてもらっているんですが、今後施設の老朽化に伴って、下水道の料金を見直すというようなことになりますと、現在供用の開始をしちゃっている皆さんがかなり不利益な状況になることは想定でできますので、これは早目にちょっと休むということではなくて、継続的に整備は進めていって、全村的な整備を早期に完成させるという考えを持っていただきたいと思うんですね。  一方で、岩沼地区は厚生労働省の事業と併用してやっておりますので、これらも、やっぱり合併浄化槽に転換していただきませんと両方の施設が残ってしまう。また余分な施設もかかってしまいますし、高齢化が進みますと、いや、正直初期費用が加入金と工事費合わせて100万円前後、当然かかるわけで、これだけの費用がかかるんだったら、自分達が住んでいるうちはこのままでいいやとか、そういった世帯もこれから増えてきてしまいますので、そういったリスクを考えますと、その辺は考えを改めていただいて、早期に整備しますよということで、これは先ほどちょっと休みたいという答弁はいただきましたので、私からの要望ということで意見として申し上げたいと思います。 271 ◯議長【矢部眞男君】 よろしいですか。  他にございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 272 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 273 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第36号 長生村公共下水道事業計画変更について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 274 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。  議案第37号 長生村一般職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 275 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 276 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第37号 長生村一般職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 277 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。  議案第38号 長生村税条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 278 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 279 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第38号 長生村税条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 280 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。  議案第39号 長生村保育料に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 281 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 282 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第39号 長生村保育料に関する条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 283 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。  議案第40号 平成30年度長生村一般会計補正予算(第2号)について、質疑を行います。15番関君。 284 ◯15番【関 克也君】 1点だけ簡単な質疑をさせていただきます。  議案の10ページのところで、これは交通安全対策費の中の工事請負費で、説明の中ではこの工事請負費が交通安全対策事業の工事請負費で岩沼の交差点の村営住宅の南側の路面の表示と説明があったんですけども、警察から要望されていたということです。多分あそこの交差点だと思うんですが、最近路面表示をきれいにしたのかな。若干交差点だとわかりやすいような表示を線路側の方はやったんですけども、あそこはできれば信号が欲しいと。ちょっと無理な要求かもしれませんが、信号の設置が欲しいという要望も出ていましたところです。これは路面表示を充実するということでいいと思うので、その中身について答弁をもう少しお願いします。 285 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 286 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 路面表示につきましては、現在の交差点の視認性が悪い、特に県道部分の交差が見づらいということで、県にもお願いをいたしまして、県の方は県として、その十字路の交差点の中に、交差点であるというようなものを照明灯としてつけていただく。また、警察の方からはそこの視認性を上げるために、その周辺の消えかかっているものも含めて全てその路面表示を引き直すということ。また、実はこの中には子ども達があの場所には1ヶ所横断して、学校に通わなきゃいけないところがございます。その人だまりのところには、やはり安全施設がちょっと不足しておりますので、そこにつきましては、キングポストという、いわゆる車が飛び込んでこないようなものの設置などを警察と協議をさせていただきまして、そういったことの処理をするということで予定をしているものでございます。 287 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 288 ◯5番【塩谷法道君】 ふるさと納税関係なんですけれども、歳入で2億1,000万円かな、歳出で1億9,000万円になっていますけれども、今、全国的にも非常に問題になっておりまして、余りにも常識外れの高額な返礼をするということがいかがなものかとか、いろんな議論がされております。そこで、1億9,000万円の補正をしなきゃならんというのは、かなりの返礼の中身になると思うんですけれども、どんなものをどういうふうにやっているのかという点をちょっと教えていただきたい。  私はもし仮にやるとすれば、本当に特産品とか、そういう村のアピールにつながるようなものこそきちっとやるべきだと考えていますけど、そこら辺はいかがでしょうか。 289 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 290 ◯企画財政課長【木島正人君】 ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  今回の補正におきまして、歳入が2億1,000万円、歳出について約1億9,700万円という金額が出ておりまして、歳入と歳出から見ますと、幾らも残らないんじゃないかというような考え方であろうかと思いますけども、それで当初予算で見ますと、予算額に、歳入が2億円で歳出が2億円ということで、これについてはふるさと応援基金の方に基金の積み立て等も考えておりました。歳出につきましては、今回の補正を合わせますと、消耗品として約2億6,700万円。  この中身については、一番人気が長生村産のふさこがねということで、これは当然、地場産品を使っております。それと、今、一番人気が出ているのが長生村内にある伯東商事という企業の海水産物、こちらの方は相当人気がありまして、返礼品の方が相当金額が上がるというより、郵送料、それから商品の発送の事務手数料、それから商品代、それらを全て加算いたしますと、このぐらいないとちょっと今年度については不足するということでなっております。  先ほど申し上げましたように、当初予算で比較いたしますと、歳入ベースで約4億1,000万円、歳出ベースで2億6,700万円ということで、この歳出ベースの中には前年度ふさこがねの注文をいただいて、今年度発送しなければならないということで、歳入がなくて、歳出分だけ計上されているというような考えもありますので、ちょっと不均等な補正予算かなというふうな考えがありますが、御理解いただきたいと思います。  以上です。 291 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 292 ◯5番【塩谷法道君】 私が言ったのも、別に歳入と歳出を引き算して、もうかってないんじゃないかということじゃなくて、歳出については、やっぱり特産品をきちっとあれして、村民、あるいは村に在住の企業、そういうものにお金を落とすような形の使い方じゃないとまずいんではないですかと、それ以外のものがあったら、まずいんじゃないかというお話をしたわけでございます。 293 ◯議長【矢部眞男君】 よろしいですか。  6番石井君。 294 ◯6番【石井俊雄君】 ふるさと納税の29年度の金額は回答をもらったんですけども、25年から28年までの年度別のふるさと納税の変化、急速にぐっと増えていると思うんですね。その辺の年度別の変化の金額を教えていただきたいと思います。 295 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 296 ◯企画財政課長【木島正人君】 ただいまの石井議員の御質問に対して、私、資料を持っておりましたので、ちょっと答弁だけさせていただきたいと思います。  平成25年度のふるさと納税の寄附金は3万円です。26年度が14万円、27年度においてが123万円、平成28年度が急に増えまして1億1,901万7,313円、平成29年度におきましては3億5,436万3,000円余という形になってございます。  以上です。 297 ◯議長【矢部眞男君】 よろしいですね。  他にございますか。8番井下田君。 298 ◯8番【井下田政美君】 1点だけちょっと教えてもらいたいんですけど、歳入歳出でありました財産管理費、歳出とあります6,538万5,000円、これ、内谷川土地改良区からの管理費の経費ということで御説明いただきましたけれども、年間の村で管理する土地改良区の内谷川の年間の管理費というのはどのくらいかかるんでしょうか。 299 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 300 ◯企画財政課長【木島正人君】 おおよそ1年間分を通しますと、草刈り経費、それからオオフサモの除去、それから水門等の管理費の委託、それらを合計いたしますと年間約300万円ほどかかるということになります。  以上です。 301 ◯議長【矢部眞男君】 よろしいですか。  他にございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 302 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。
     討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 303 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第40号 平成30年度長生村一般会計補正予算(第2号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 304 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。  議案第41号 平成30年度長生村国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 305 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 306 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第41号 平成30年度長生村国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 307 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。  議案第42号 平成30年度長生村公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 308 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 309 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第42号 平成30年度長生村公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)ついて、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 310 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。  議案第43号 平成30年度長生村介護保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 311 ◯議長【矢部眞男君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 312 ◯議長【矢部眞男君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第43号 平成30年度長生村介護保険特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 313 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。      ───────────────────────────── 314 ◯議長【矢部眞男君】 日程第10、発議案第12号 精神障がい者も千葉県重度心身障害者医療費助成制度の対象にすることを求める意見書の提出についてを議題とします。  お諮りします。  本発議案は、昨日採択された請願に伴う意見書でありますので、質疑、討論を省略し、直ちに採決をしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 315 ◯議長【矢部眞男君】 御異議なしと認めます。よって、採決します。  発議案第12号 精神障がい者も千葉県重度心身障害者医療費助成制度の対象にすることを求める意見書の提出について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 316 ◯議長【矢部眞男君】 挙手全員。よって、発議案第12号は原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書は関係機関に送付いたします。      ───────────────────────────── 317 ◯議長【矢部眞男君】 日程第11、議員派遣についてを議題とします。本件は地方自治法第100条第13項及び会議規則第126条の規定により、議員を派遣するものであります。  議会運営委員会委員長より、議員派遣について御説明をお願いします。議会運営委員会委員長。          [議会運営委員会委員長 東間永次君 登壇] 318 ◯議会運営委員会委員長【東間永次君】 議員派遣の件につきまして、御説明いたします。  議員派遣の件。平成30年9月12日。  次のとおり議員を派遣する。  1、長生村議会研修視察。  (1)目的、水道水源として、利根川水系吾妻川で、平成31年度完成に向けて建設が進められているダムを視察する。また、学校給食について、安全な給食の提供のみならず、食育の中核施設として建設された先進的な学校給食センターを視察し、本村の施策の参考とする。  (2)派遣場所、群馬県八ッ場ダム、山梨県山梨市。  (3)期間、平成30年12月18日、19日、2日間。  (4)派遣議員、長生村議会議員16名。  以上でございます。 319 ◯議長【矢部眞男君】 御苦労さまでした。  お諮りします。議会運営委員会委員長からの説明のとおり、議員を派遣することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 320 ◯議長【矢部眞男君】 御異議なしと認めます。よって、議員を派遣することに決定しました。  次に、お諮りいたします。ただいま可決されました議員派遣の内容に、今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 321 ◯議長【矢部眞男君】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。      ───────────────────────────── 322 ◯議長【矢部眞男君】 本定例会の会議に付された案件の審議は全て終了しました。  なお、会議録の作成に際し、会議規則第44条により、字句、数字等の整理については議長に委任されたく、御了承ください。  以上をもちまして平成30年第2回長生村議会定例会9月会議を終了いたします。御苦労さまでした。                午後2時55分 閉会    地方自治法123条2項の規定により署名する。 議 会 議 長 署 名 議 員 署 名 議 員 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....